中豪外相会談、多国間主義と自由貿易の維持で協力を確認
本日4月30日(水)、北京で開催された第8回中豪外交・戦略対話において、中国の王毅外相とオーストラリアのペニー・ウォン外相が会談し、多国間主義の擁護や地域協力の推進などで一致しました。この対話は、アジア太平洋地域の安定と繁栄を考える上で、重要な意味を持つものです。
歴史の正しい側に立つことでの一致
王毅外相は会談で、「中国とオーストラリアは共に歴史の正しい側、多国間主義の側に立つべきだ」と述べました。具体的には、グローバルな自由貿易体制の堅持、産業・供給チェーンの安定確保、ホットイシューの政治解決における建設的役割の発揮、より公正で公平なグローバルガバナンスシステムの構築推進などを共同で行う必要性を強調しました。
人的交流の促進と安全保障
また王毅外相は、両国間の人的交流は双方の利益に資するものであり、政府間の相互理解をさらに深めるべきだと指摘。オーストラリアに対し、中国関係者の安全と合法的な権益・利益を保護するよう期待を表明しました。さらに、中国と太平洋島嶼国との友好協力は第三国を対象とするものではなく、オーストラリアが客観的かつ合理的にこれを見るべきだとの認識を示しました。
APEC議長国としての協力呼びかけ
王毅外相は、中国が今年のアジア太平洋経済協力(APEC)の議長国を務めていることを踏まえ、オーストラリアを含む全ての関係者との協力を強化し、アジア太平洋共同体構築のプロセスに活力を与え、復活させたいとの意向を伝えました。会談では、台湾問題に関する中国の立場についても詳細な説明が行われました。
オーストラリア側の応答と共通認識
これに対し、ウォン外相は、オーストラリア側は一つの中国政策を堅持し、「台湾独立」に反対しており、台湾問題が平和的に解決されることを望んでいると述べました。また、オーストラリアと中国の経済は高度に補完的であり、経済貿易を含む各分野での緊密な協力は双方の共通利益であると指摘。中国が主催するAPEC経済リーダーズ会議を支持し、島嶼国の発展のための協力からいかなる国も排除せず、国際ルールを守りエネルギー安全保障を確保するため中国と共に取り組む意思を表明しました。
両外相は、激動する国際情勢の中、主要な地域パートナーとしての対話継続の重要性を確認し合った形です。中豪関係の行方は、アジア太平洋地域の経済的結びつきと戦略的安定に影響を与える要素として、今後も注目されそうです。
Reference(s):
Chinese FM: China, Australia should jointly uphold multilateralism
cgtn.com



