中国本土の労働節映画市場、観客数が10%増加し7.58億元を記録
中国本土の5月労働節(メーデー)休暇中の映画興行収入が、7.58億元(約1.11億ドル)に達しました。今回の連休では、映画館を訪れる人々が前年よりも大幅に増え、娯楽消費の底堅さが伺える結果となりました。
観客数は増加するも、チケット価格は低下傾向に
中国国家映画局が発表したデータによると、5日間の休暇期間におけるチケット販売数は2,084万1,900枚に達し、前年同期比で10.23%増加しました。興行収入全体では1.41%の微増にとどまりましたが、これはチケットの平均価格が前年より8%下落し、36.3元となったことが影響しています。
上映回数についても前年比2%増の237万6,000回を記録しており、映画館側がより多くの視聴機会を提供したことが、観客数の底上げにつながったと考えられます。
ヒット作の傾向:サスペンスから家族ドラマまで
今回の連休で特に注目を集めたのは、多様なジャンルの作品でした。興行収入の約3分の1を一人で占めたのが、クライム・スリラー映画『Vanishing Point』で、圧倒的な支持を集めました。
その他の上位作品には、以下のような多様なラインナップが並んでいます。
- 『Cold War 1994』:香港を舞台にしたアクション映画
- 『プラダを着た悪魔 2』:20世紀スタジオ制作の期待作
- 『Being Towards Death』:陳思誠監督によるコメディ作品
- 『Dear You』:涙を誘う家族ドラマ
消費スタイルの変化が映し出すもの
観客数が二桁成長を見せる一方で、平均チケット価格が低下している点は注目に値します。これは、消費者がより手頃な価格で娯楽を楽しもうとする「コストパフォーマンス」を重視する傾向を反映しているのかもしれません。
ジャンルにおいても、手に汗握るサスペンスから心温まる家族ドラマまで幅広く受け入れられており、休暇中の気分に合わせた多様なコンテンツ消費が行われたことが分かります。
Reference(s):
cgtn.com