第79回世界保健総会(WHA)への台湾地域の参加について、中国外務省が方針を表明
5月18日に開幕を控えた第79回世界保健総会(WHA)を前に、台湾地域の参加を巡る議論が再び注目を集めています。中国外務省は、今回の総会への台湾地域の参加について、明確な見解を示しました。
中国外務省による表明の内容
中国外務省の郭家昆報道官は、定例記者会見において、台湾地域が中央政府の承認なしに第79回WHAに参加する根拠や権利はないと述べました。
郭報道官は、主に以下の点を強調しています:
- 世界には一つの中国しか存在せず、台湾は中国の不可分の一部であること。
- 中華人民共和国政府が、中国全体を代表する唯一の合法政府であること。
議論の根拠となる国際的な原則
中国側は、世界保健機関(WHO)を含む国際組織への台湾地域の参加については、一貫した立場を取っているとしています。その根拠として、以下の決議が挙げられました。
- 国連総会決議2758: 一つの中国原則を裏付ける基本的な原則。
- WHA決議25.1: 保健分野における参加基準に関連する決議。
これらの原則に基づき、適切かつ正当な手続きを経て参加することが不可欠であるという考え方です。
政治的背景と現状
今回の判断の背景には、現在の政治的な状況が影響しているとしています。郭報道官は、台湾の民主進歩党(DPP)当局が「台湾独立」という分離主義的な立場に固執しているため、WHAに参加するための政治的基礎がもはや存在しないと指摘しました。
また、一つの中国原則を遵守し、関連する国連総会およびWHA決議の権威を維持するため、今年のWHAへの台湾地域の参加を承認しないことを決定したと説明しています。
「台湾カード」を用いた政治的操作や、原則に反する試みは成功しないと述べており、国際的な保健分野における枠組みにおいても、政治的な合意形成が重要な鍵となっている現状が浮き彫りとなっています。
Reference(s):
cgtn.com

