成都が追求する「住みやすさ」とは?28カ国のリーダーが集結し、共創の未来を議論 video poster
中国本土の南西部に位置し、心地よい住環境で知られる都市・成都。この街で先日、「2026成都国際友好都市協力発展大会」が開催され、世界28カ国からリーダーたちが集結しました。今、世界が注目する「住みやすさ」と「都市の開放性」について、どのような議論が交わされたのでしょうか。
「開放」がもたらす都市の成長とパートナーシップ
今回の大会を通じて強調されたのは、「オープンであることが勝利を導き、パートナーシップが成長を促す」という共通の信念です。異なる文化や価値観を持つ都市同士が手を取り合うことで、単独では成し得ないイノベーションが生まれるという視点が共有されました。
参加したリーダーたちは、それぞれの都市が持つ独自の強みを認め合い、それをどう補完し合えるかという点に注目しています。協力関係を築くことは、単なる経済的な利益を超え、都市全体の質を高めるための不可欠な戦略であると考えられています。
多岐にわたる協力分野と持続可能な設計
具体的にどのような分野で協力が進められているのか、議論の中心となったのは以下のような領域です。
- グリーンエネルギー: 環境負荷を減らし、持続可能な都市運営を実現するための技術共有。
- 自動車研究: 次世代のモビリティ開発に向けた共同研究。
- 物流ネットワーク: より効率的でストレスのない物流システムの構築。
- 住みやすい都市設計(リバブル・デザイン): 住民の幸福度を高めるための空間設計やインフラ整備。
これらの取り組みは、成都という一つの都市にとどまらず、参加した多くの都市にとっても共通の課題であり、互いの成功事例を学び合う貴重な機会となりました。
世界へ開かれた「歓迎」の精神
会議の傍らでは、心温まる交流も見られました。アイルランドのフィンガル郡市長であるトム・オレアリー氏は、ケルト文化の伝統的な挨拶である「Céad míle fáilte(10万回の歓迎を)」という言葉を添え、中国本土の友人たちがアイルランドを訪れることを心から歓迎すると伝えました。
こうした個別の交流が積み重なることで、形式的な外交を超えた、人間味のある信頼関係が構築されていきます。成都が持つ「心地よさ」や「ゆとり」という文化的な魅力が、国際的な協力体制を後押しする土壌となっているのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com