「座りっぱなし」が体に落とす影。医師が警告する「不活動」によるリスクとは? video poster
現代のデジタルライフスタイルにおいて、私たちは「運動しすぎ」よりも「動かなすぎ」によるリスクにさらされているかもしれません。
怪我は「激しい動き」だけから起こるのか
一般的に、怪我といえばスポーツや事故など、激しい動作に伴うものと考えられがちです。しかし、身体へのダメージは活動的なときだけではなく、むしろ「不活動(インアクティビティ)」な状態が続くことによっても引き起こされます。
意識的に体を動かさない時間が長くなることで、筋肉や関節は本来の機能を失い、結果として身体的な不調を招くことがあるという視点は、見落とされがちなポイントです。
世代別に現れる「動かないこと」の影響
身体への影響は、年齢層によって異なる形で現れます。医師の視点からは、以下のようなリスクが指摘されています。
- 高齢層の方々:関節や四肢に退行性変化(加齢に伴う機能低下)が起こりやすく、それが肩腱板断裂などの疾患につながる可能性があります。
- 若年層のオフィスワーカー:長時間のデスクワークなどで同じ姿勢を維持し続けることで、頸椎(首)や腰椎(腰)、そして肩などにさまざまな不調が生じやすくなります。
身体からのサインに耳を傾ける
椅子に縛られた生活が続くと、身体は徐々に柔軟性を失い、自覚症状がないまま負担が蓄積していきます。激しいトレーニングをいきなり始めるのではなく、まずは日々の生活の中で「固定された姿勢」から解放される時間を持つことが、長期的な健康を守るための鍵になるかもしれません。
ふとした瞬間に肩や腰の強張りに気づいたとき、それは身体が「もっと動かしてほしい」と送っている静かなサインなのかもしれません。
Reference(s):
Don't let your chair trap you: A doctor's guide for sedentary people
cgtn.com