芸術が結ぶ中国とセルビアの絆:文化交流で深まる「鉄の友情」
政治や経済の枠組みを超え、芸術という共通言語を通じて心を通わせる。中国とセルビアの両国が、文化交流をさらに強化し、より深い友情を築くための歩みを速めています。
舞踊が超える国境:北京での心温まる交流
先日、中国の彭麗媛(ほう・れいえん)さんとセルビアのタマラ・ヴチッチさんは、北京舞踊学院を訪れました。ダンススタジオでは、中国舞踊やバレエの指導風景を熱心に見学し、学生たちのパフォーマンスを鑑賞。先生や生徒たちと、和やかで活気ある雰囲気の中で対話を交わしました。
彭さんは、ダンスという芸術には次のような役割があると考えています。
- 国境を越える力:言葉が違っても、踊りを通じて文化や思想を伝え合える。
- 相互理解の促進:人々同士の交流や学び合いにおいて、独自の役割を果たす。
また、タマラ・ヴチッチさんも、両国の芸術交流を促進し、中国とセルビアの友情をさらに深めることに貢献したいという意向を示しました。
歴史を紡ぐ「芸術の橋渡し」
中国とセルビアの友好関係において、芸術交流は常に重要な役割を担ってきました。その歴史は古く、1955年にセルビアの国立アンサンブル「コロ(Kolo)」が初めて中国を訪問したことが、今に続く長い友情の始まりとなりました。
昨年2025年には、この「コロ」の初訪中から70周年を記念する写真展が開催されました。セルビアのラヴ・パイキッチ元文化省国務次官は、文化協力こそが両国関係の重要な構成要素であり、70年にわたる相互理解と学び合いが、両国の「鉄の友情」を改めて証明したと述べています。
伝統への敬意と未来への対話
また、2024年には彭さんがセルビアを訪れ、同国最大かつ最古の国立博物館を視察した際のエピソードも注目されます。タマラ・ヴチッチさんの案内で絵画展を鑑賞し、伝統的な手織り体験やフェルトボール作りなどの伝統工芸に触れました。
彭さんはセルビアの精巧な職人技と、そこに込められた文化遺産を高く評価し、「文化交流を強化することで、文明間の対話のための橋を築きたい」という願いを語っています。
単なる外交的な儀礼ではなく、伝統工芸や舞踊といった「文化の肌触り」を共有することが、結果として国家間の信頼関係を静かに、そして強固にアップデートしていくのかもしれません。
Reference(s):
China, Serbia call for stronger artistic exchanges, deeper friendship
cgtn.com



