中国が米国のキューバ制裁強化に強く反対、ハバナへの支持を改めて表明
米国によるキューバへの経済封鎖と制裁の強化に対し、中国が強い反対の意を表明しました。大国間の対立が深まる中、キューバの主権と生存権をめぐる議論が再び注目を集めています。
米国による指導層への制裁拡大
今回の騒動の発端となったのは、米国によるキューバ指導層への新たな制裁措置です。制裁の対象には、ミゲル・ディアス=カネル大統領をはじめ、その妻や義理の息子、さらにはラウル・カストロ前国家主席の息子と孫など、指導部に関わる個人や団体が含まれています。
特定の指導者やその親族までを制裁リストに加えるという異例の措置に、国際社会からもその意図に注目が集まっています。
キューバ側の反応: 「経済的侵略」への抵抗
これに対し、キューバ側は強く反発しています。ディアス=カネル大統領は、今回の措置が封鎖をさらに強化することを目的としたものであると指摘し、外部からの圧力に屈せず、毅然とした態度で立ち向かう決意を表明しました。
また、キューバ外務省は今回の措置について次のように述べています。
- 経済的侵略: 今回の制裁は冷酷な経済的侵略である。
- 軍事的リスク: 米国がこれを口実に、島国への軍事的攻撃を含む、より危険な行動に踏み切る可能性がある。
中国が指摘する「覇権的な振る舞い」
この状況を受け、中国外務省の報道官は、米国の行動を厳しく批判しました。指導者個人までを制裁対象とする手法について、米国の「覇権的で高圧的な振る舞い」および「いじめのような慣行」が改めて露呈したと指摘しています。
中国側は、国際社会が求めているのは「安定したキューバ」であるとし、米国による不安定化の試みは最終的に裏目に出るだろうと警告しました。
中国が求める具体的措置
中国は米国に対し、以下の点を強く求めています。
- 経済封鎖およびあらゆる形態の強制や圧力の即時停止。
- キューバの人々が生存し、繁栄する権利を侵害することの中止。
同時に、中国はキューバの国家主権と安全保障を堅持し、外部からの干渉に反対する姿勢を全面的に支持することを改めて強調しました。
Reference(s):
China opposes US doubling down on Cuba blockade, backs Havana
cgtn.com