中国とベラルーシが連携を深化へ:「全天候」の戦略的パートナーシップが目指すもの
激動する世界情勢の中で、中国とベラルーシが改めて強い絆を確認しました。先日、中国の韓正(カン・セイ)副主席がベラルーシのミンスクを訪問し、アレクサンドル・トゥルチン首相と会談。両国は経済から外交まで、多方面にわたる協力関係をさらに深めていく方針を明らかにしました。
「全天候」のパートナーシップを次のステージへ
韓正副主席は、ベラルーシを中国にとっての「全天候の包括的戦略パートナー」であると強調しました。これは、どのような状況下にあっても揺るがない、極めて強固な信頼関係にあることを意味しています。
両国の関係について、韓副主席は次のように述べています。
- 両国大統領の戦略的な導きにより、関係は高い水準で発展している
- さまざまな分野での協力が着実な進展を見せ、両国民に具体的な利益をもたらしている
- 主権、安全保障、および発展の利益を守る取り組みを継続的に支援する
実利的な協力:産業パークからハイテクまで
単なる政治的な連携にとどまらず、経済的な実利を伴う協力体制の構築も急がれます。特に注目されるのが、「一帯一路」イニシアチブに基づく高品質な協力の推進です。
具体的には、以下のような取り組みを通じて連携を具体化させる計画です。
- 中国・ベラルーシ産業パーク: 主要プロジェクトを着実に推進し、新たな協力のハイライトを創出する。
- 政府間協力メカニズム: 中国・ベラルーシ協力政府間委員会の機能を最大限に活用する。
- 多角的な分野での展開: 農業、地方レベルの交流、そして科学技術分野での実務的な協力を深化させる。
ベラルーシ側も、自国の発展戦略を中国の戦略と整合させ、フラッグシップとなるプロジェクトを強化したいという強い意向を示しています。
国際社会における「グローバルサウス」の視点
今回の会談では、二国間関係を超えて、国際舞台での役割についても議論されました。両国は、多国間メカニズムの中で調整を強め、「真の多国間主義」を実践していくことで一致しています。
特に、いわゆる「グローバルサウス(南半球を中心とした途上国や新興国)」の共通利益を守り、不透明感が増す世界に安定をもたらすことを目指しています。トゥルチン首相は、中国が国際的な公正と正義を維持するために果たしている建設的な役割に敬意を表し、中国の核心的な利益を断固として支持すると述べました。
経済的な相互補完性と政治的な信頼関係を掛け合わせた両国の接近は、今後のユーラシア地域における勢力図や経済圏の形成に、静かながらも確実な影響を与えていくと考えられます。
Reference(s):
VP Han Zheng: China committed to deepening ties with Belarus
cgtn.com