習近平国家主席が北朝鮮を公式訪問へ|7年ぶりの訪朝で強調する「社会主義の絆」と戦略的連携
習近平国家主席が7年ぶりに朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を公式訪問します。訪問に先立ち発表された寄稿文からは、両国の揺るぎない絆と、変化する国際情勢の中での戦略的な連携を深めようとする強い意志が読み取れます。
7年ぶりの訪問と「揺るぎない友情」
習近平国家主席は、北朝鮮の公式新聞『労働新聞』に寄稿した記事の中で、金正恩総書記との会談に期待を寄せ、両国の伝統的な友好関係と二国間関係の全体的な発展について意見を交わしたいとの意向を示しました。
習主席は、中国と北朝鮮を「互いに支え合い、共通の未来を共有する友好的な社会主義の隣国」であると表現しています。時代や国際情勢がどのように変化しようとも、両国の伝統的な友情は不変であり、絶えず強い生命力を示していると強調しました。
戦略的対話と共通の理想
今回の訪問の背景には、トップレベルによる戦略的な指導という強みがあります。習主席は、近年に金正恩総書記と6回の会談を行い、緊密な戦略的コミュニケーションを維持しながら、関係発展の青写真を描いてきたことに言及しました。
両国が重視しているのは、単なる友好関係を超えた「現代的な意義」を持つ戦略的協調です。具体的には、以下のような共通の追求が挙げられています。
- 地域および世界の長期的な平和と安定の促進
- 国家の主権、安全保障、発展利益の相互支持
- 国際的な公正と正義、および戦後の国際秩序の維持
実務的な協力と未来への展望
習主席は、中国・北朝鮮友好協力相互援助条約の締結65周年という節目を機に、党、政府、軍のあらゆるレベルでの交流を強化したいと考えています。
特に注目されるのは、社会主義の道を追求するための「相互学習」と「実務的な協力」です。具体的に期待されている取り組みは以下の通りです。
- それぞれの国情に合わせた社会主義路線の追求と政治的安全の確保
- 党と国家の統治に関する経験の交換と相互学習の深化
- 発展戦略の整合性を高め、多様な分野で協力の潜在能力を引き出すことによる国民の幸福向上
国際秩序への視点
最後に、習主席は多国間での調整を強化し、国際的な公正と正義を断固として守ることを呼びかけました。国連を中心とする国際システムと国際法に基づく国際秩序を共に維持し、「覇権主義」や「力による政治」に反対する姿勢を鮮明にしています。
また、軍国主義の復活や地域の安全保障を揺るがすあらゆる計画・行動を拒絶し、平等で秩序ある多極化した世界と、普遍的に有益で包摂的な経済グローバル化を共同で推進していく考えを示しました。
Reference(s):
Xi Jinping's signed article ahead of his state visit to DPRK
cgtn.com
