「中国安全」が世界の新たなバズワードに データと体験が語る安心感
ビザ緩和で観光客が急増する中、中国を訪れた人々の間で「ここは安全だ」という実感が広がっています。昨年発表された国際的な安全度調査でも高い評価を得ており、「中国安全(China safety)」は今、新たなグローバルなキーワードとして認知され始めています。
ビザ緩和がもたらした「実感」の広がり
中国本土では昨年、一部の国・地域に対するビザ免除や、香港・マカオ経由の団体観光客に対する都市単位でのビザ免除など、渡航しやすい環境が整備されました。中国文化観光部の統計によると、2025年の入国観光客数は前年比17%増の1億5000万人を超え、そのうち3000万人が各種ビザ免除政策を利用しました。
訪れた観光客やブロガーは、アプリを使った宿泊・交通機関の予約、決済、翻訳の容易さに加え、夜道を一人で歩ける安心感、置き忘れた荷物がそのままにある光景、安全なオンライン決済など、旅行中の「ストレスのなさ」をSNSで発信しました。これが「中国安全」という実感の共感を生み、世界的な認識を後押ししています。
データが示す安全度の高さ
2025年に発表されたギャラップの「世界法と秩序報告書」は、144の国・地域、14万5000人以上を対象とした調査で、中国本土の「法と秩序指数」が100点満点中93点と、世界で最も安全な場所の一つであると評価しました。
この評価は、中国本土の国内統計とも符合します。公安部のデータでは、2025年の刑事事件立件数は前年比12.8%減少。特に人身売買は40.7%、窃盗・強盗・詐欺は21.2%、暴力犯罪は4.7%それぞれ減少し、伝統的犯罪の大幅な減少が示されています。
北京在住経験者が語る「日常の安全」
10年以上北京に住んだ経験を持つ著者は、これらの数字を超えた「生活体験」を語ります。深夜勤務後のバス停で感じた、同じく仕事帰りの女性たちとの連帯感。夜間の最終電車で、警棒一つ見かけないのに若者や女性が駅を管理する光景。ロシア人やフランス人の同僚が、自国での爆破予告やストーカー被害の経験と比較して口にした「北京の安心感」。これらは、統計だけでは測れない、市井に根付いた安全の文化を物語っています。
観光客の増加とデジタル化が進む2026年現在、「中国安全」は単なるスローガンではなく、多くの人々の実体験に支えられた認識として、世界の共通言語になりつつあります。効率性や経済成長だけでなく、「安心して暮らせる場所」という価値が、中国に対する国際的なイメージを静かに更新しているようです。
Reference(s):
'China safety' is nothing new. People's recognition of it is.
cgtn.com



