アルカラスがバルセロナOP8強 BMWオープンでも波乱
男子テニスの国際大会であるバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルとBMWオープンで、トップ選手たちが準々決勝進出を決めました。クレーコートシーズンが本格化する中、アルカラスら注目選手の結果は、今後のツアーの流れを占う材料になりそうです。
バルセロナ・オープン:アルカラスが地元で貫禄の8強入り
スペインで開催されているバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルでは、第1シードのカルロス・アルカラスがセルビアのラスロ・ジェレを6-2、6-4で下し、準々決勝に進出しました。試合時間はわずか71分と危なげない内容でした。
アルカラスはこの大会を2022年と2023年に制しており、今回も連覇中の王者として登場しています。3年連続優勝へ向けて、まずは順当にベスト8へ駒を進めたかたちです。
次戦はデミノールとの対戦
準々決勝でアルカラスが対戦するのは、第5シードのアレックス・デミノールです。オーストラリアのデミノールは、イギリスのジェイコブ・ファーンリーを6-1、6-2と圧倒し、好調な状態でベスト8に勝ち上がりました。
堅実な守備とスピードを武器とするデミノールに対し、攻撃的なショットで主導権を握りたいアルカラス。対照的なスタイルのぶつかり合いは、クレーコートのラリー戦ならではの見応えある試合になりそうです。
スペイン勢vsロシア勢の構図も
同じくバルセロナでは、ロシアのカレン・ハチャノフがスペインのハウメ・ムナルを7-5、6-4で下し、こちらも準々決勝に進出しました。
次の相手は、スペインのアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナです。ダビドビッチ・フォキナは、第4シードのロシア人、アンドレイ・ルブレフを7-5、6-4で破る金星を挙げました。11回のブレークポイントを与えながらも、そのうち8本を凌いだ粘り強さが光りました。
この結果により、準々決勝ではハチャノフとダビドビッチ・フォキナという、ロシアとスペインの実力者同士の対戦カードが実現します。
BMWオープン:ゴファンが「0-6」からの大逆転
ドイツのミュンヘンで開催されているBMWオープンでも、ベスト8が出そろいつつあります。ベルギーのダビド・ゴファンは、アルゼンチンのマリアノ・ナボーネに対し、第1セットを0-6と落としながらも、7-5、6-1と巻き返して逆転勝ち。準々決勝進出を決めました。
最終セットでは4本のブレークポイントをしのぎ、試合の流れを完全に引き寄せたゴファン。経験豊富なベテランらしい、メンタルの強さが際立つ内容でした。
次戦では、同じくアルゼンチンのフランシスコ・セルンドロと対戦します。セルンドロはカザフスタンのアレクサンダー・シェフチェンコを6-3、6-2で下し、こちらもストレートで勝ち上がりました。
ベルギー勢同士の準々決勝も実現
BMWオープンの準々決勝では、ベルギーのジズー・ベルクスとハンガリーのファビアン・マロジャンの対戦も組まれました。ベルクスは地元ドイツの17歳、ディエゴ・デドゥラ=パロメロを6-1、6-1と圧倒し、わずか69分で試合を終えました。
一方のマロジャンは、第4シードのフランス人、ユーゴ・アンベールを6-4、6-4で下し、シードダウンを演出。勢いのある新鋭同士が激突する一戦となります。
クレーコートシーズンの流れを読むために
バルセロナ・オープンとBMWオープンは、クレーコートシーズンの中盤に位置づけられる大会として、トップ選手だけでなく中堅・若手にとっても重要なステージです。今回の結果からは、次のようなポイントが見えてきます。
- アルカラスは地元開催の大会で、今年も安定した強さを発揮している
- シード選手が敗れる番狂わせもあり、中堅・若手が結果を残し始めている
- 3セットマッチでもメンタルの強さと粘りが勝敗を分けている
準々決勝以降では、各選手がどこまで自分のスタイルを貫けるかが鍵になります。クレーならではの長いラリー戦や、試合の中での修正力に注目して見ると、テニスの国際ニュースが一段と立体的に感じられるはずです。
通勤時間やスキマ時間にスコアだけを追うのも良いですが、ときには「なぜこの選手が勝ったのか」という視点で試合結果を眺めてみると、ツアー全体の流れや選手の成長がよりクリアに見えてきます。
Reference(s):
Alcaraz beats Djere to make Barcelona Open Banc Sabadell quarterfinals
cgtn.com








