FIFA女子W杯、2031年から48チーム制へ 大会拡大の狙いは
FIFA は女子ワールドカップを2031年大会から48チーム制に拡大すると発表しました。男子大会と同じ規模へと踏み出すこの決定は、なぜ今行われたのでしょうか。大会形式の変更点と背景を整理します。
2031年大会から48チーム制に
FIFA は金曜日、女子ワールドカップを現行の32チームから48チームに拡大すると明らかにしました。拡大は2031年の大会から適用され、チーム数の面で男子ワールドカップと同じ規模になります。
FIFA 理事会は、女子サッカーが世界各地で著しい成長を遂げていることを理由に、この拡大案を全会一致で承認したと説明しています。
12グループ制で試合数は104試合に
拡大後の女子ワールドカップは、12グループ制が導入されます。これにより、総試合数は現在の64試合から104試合へと大幅に増加し、大会期間もおよそ1週間延びる見通しです。
試合数の増加は、各国や地域の代表チームにとって、世界最高峰の舞台に立つ機会が広がることを意味します。一方で、選手のコンディション管理やクラブシーズンとの調整など、新たな課題も生まれそうです。
背景にあるのは2023年大会の成功
Gianni Infantino 会長は、拡大の決定は2023年女子ワールドカップの成功を受けたものだと述べています。2023年大会はオーストラリアとニュージーランドで開催され、優勝したのはスペインでした。
この大会では、全ての大陸連盟のチームが少なくとも1勝を挙げ、5つの大陸連盟のチームが決勝トーナメントに進出するなど、「世界的な競争力の底上げ」が数字にも表れました。
Infantino 会長は、こうした記録が示す女子サッカーの成長を踏まえ、今回の拡大は女子サッカーを世界的にさらに発展させるための流れを維持するものだと強調しています。
2027年ブラジル大会は32チームのまま
次回の女子ワールドカップは2027年にブラジルで行われる予定です。この大会は女子ワールドカップとして10回目の節目となりますが、出場枠は現行どおり32チームのまま据え置かれます。
つまり、48チーム制への移行はその次、2031年大会からの本格的な改革となります。
2031年と2035年の開催地は
FIFA は、2031年大会と2035年大会の開催地をまだ正式には承認していません。
2031年大会については、現時点で米国が唯一の候補地とされており、開催が有力視されています。2035年大会については、2023年大会で準優勝したイングランドを擁する英国が開催に名乗りを上げています。
一方、男子ワールドカップも2026年大会から初めて48チーム制となり、米国、カナダ、メキシコの共同開催で行われます。男子と女子の両方で大会規模が拡大することで、世界のサッカー地図はさらに広がっていきそうです。
拡大で広がる女子サッカーの可能性
48チーム制への移行は、単に試合数が増えるだけではなく、女子サッカーの裾野を広げる大きな転換点になりそうです。
- 新たな国や地域の代表チームがワールドカップに初出場できる可能性
- より多くの選手が世界レベルの経験を積める機会の拡大
- 開催国や出場国で女子サッカーへの関心や投資が高まる波及効果
2031年大会まで時間はありますが、女子サッカーの国際大会のあり方は、今まさに大きな変化のプロセスに入っています。今後、公平性や競争力のバランスをどう確保していくのか、出場枠配分や大会運営の具体的な設計が注目されます。
女子サッカーの成長を後押しする一歩となるのか、それとも課題が先行するのか。2031年に向けて、各国協会や選手、ファンがどうこの変化に向き合っていくのかが問われることになりそうです。
Reference(s):
FIFA Women's World Cup expands to 48 teams starting with 2031 edition
cgtn.com








