NBAファイナル第3戦:ペイサーズがサンダーを破り2勝1敗にリード
インディアナポリスで行われたNBAファイナル第3戦は、インディアナ・ペイサーズがオクラホマシティ・サンダーを116−107で下し、シリーズを2勝1敗とリードする結果となりました。今年の優勝争いの流れを左右しかねない一戦で、ペイサーズが主導権を取り戻した形です。
第1クォーターはサンダーが主導権
試合はペイサーズの本拠地ゲインブリッジ・フィールドハウスで行われましたが、立ち上がりに勢いを見せたのはアウェーのサンダーでした。サンダーは積極的な攻めでファウルを誘い、3ポイントシュートの精度でも上回りました。
中でもセンターのチェット・ホルムグレンは、第1クォーターだけでフィールドゴール5本中4本を決め、13得点に4リバウンドと圧倒的な存在感を発揮しました。その結果、第1クォーター終了時点でスコアは32−24と、サンダーが8点リードを奪います。
第2クォーターで流れを変えたペイサーズのベンチ陣
今シリーズの第1戦と第2戦では、サンダーのセカンドユニット(ベンチメンバー)がペイサーズを上回ってきました。しかし第3戦では、その構図が大きく覆されます。ペイサーズのベンチ陣が攻守で存在感を示し、試合の流れを一気に引き寄せたのです。
ベネディクト・マサリンの効率的な14得点
第2クォーターの主役となったのは、ペイサーズのベネディクト・マサリンでした。このクォーターだけで6本中5本のシュートを沈め、ベンチから14得点をマーク。高い決定力でオフェンスのリズムをつくり、サンダー守備陣にプレッシャーをかけ続けました。
T.J.マコーネルの守備が試合を締める
ガードのT.J.マコーネルも、数字以上のインパクトを残しました。第2クォーターで3スティールを記録し、相手のボール運びを何度も寸断。ターンオーバーを誘発することで、ペイサーズに追加点のチャンスをもたらしました。
マサリンとマコーネルを中心とするベンチユニットの活躍により、このクォーターの得点はペイサーズが40−28と圧倒。前半終了時には64−60と逆転し、ホームチームが4点リードして折り返しました。
第3戦が示したシリーズの「流れ」
この試合の勝利により、シリーズはペイサーズの2勝1敗となりました。第3戦はしばしばシリーズの流れを決定づける試合と言われますが、今年のNBAファイナルでも、この時点でペイサーズが一歩前に出たと言えます。
内容面を見ると、ペイサーズにとってのポイントは次の3つに整理できます。
- 第1クォーターで劣勢に立たされながらも、ベンチ陣のエネルギーで試合のトーンを取り戻したこと
- マサリンが短時間で高効率の得点源として機能し、スターター陣をしっかり支えたこと
- マコーネルのディフェンスが、サンダーのリズムを崩すきっかけになったこと
一方のサンダーにとっては、ホルムグレンが序盤から存在感を示したにもかかわらず、ベンチ対決で流れを失った形です。第1クォーターの良い入りを、試合全体にどう結びつけていくかが、大きなテーマだったと言えるでしょう。
ファイナルを追う日本のファンへの視点
日本からNBAファイナルを追いかけるファンにとって、この第3戦は「数字以上にベンチの差が出た試合」として振り返ることができます。スタッツ表には点数やリバウンドが並びますが、その裏側には、流れを変えるディフェンスやセカンドユニットのエネルギーといった要素があります。
今年のファイナルは、スター選手同士のマッチアップだけでなく、ベンチメンバーの出来が勝敗を左右するシリーズでもありました。短い出場時間でインパクトを残せる選手に注目して見直してみると、試合の見え方が少し変わってくるかもしれません。
Reference(s):
Pacers regain upper hand in NBA Finals after beating Thunder in Game 3
cgtn.com








