陸上ダイヤモンドリーグ・ユージーンで世界記録2つ シェベトとキピエゴンが快挙
陸上の国際ニュースとして注目を集めているワールドアスレティックス・ダイヤモンドリーグのユージーン大会で、女子種目の世界記録が一気に2つ塗り替えられました。ケニアのベアトリス・シェベトとフェイス・キピエゴンがそれぞれ女子5000メートルと1500メートルで新記録を樹立し、2025年シーズンのトラック界に大きなインパクトを与えています。
ユージーンでケニア勢が世界記録ラッシュ
現地時間の土曜日に行われたユージーン大会では、ケニア勢が中長距離種目で圧倒的な強さを見せました。女子5000メートルではダブル五輪王者で1万メートルの世界記録保持者でもあるシェベトが、女子史上初めて5000メートルで14分の壁を破りました。同じ大会の女子1500メートルでは、同じくケニアのキピエゴンが世界記録を更新し、2種目で新たな歴史が刻まれました。
シェベト、女子5000メートルで史上初の13分台
女子5000メートル決勝で、シェベトは序盤から安定したペースでレースをコントロールしました。2000メートルを過ぎたあたりで、エチオピアのグダフ・ツェガイとケニアのアグネス・ジェベト・ンゲティチとともに集団から抜け出し、優勝争いはこの3人に絞られます。
最終周回に入ると、シェベトはツェガイを突き放しにかかり、そのままスピードを上げてフィニッシュラインへ。結果は13分58秒06。ツェガイが持っていた従来の世界記録を2秒15更新する圧巻の走りで、女子史上初の5000メートル13分台という快挙を達成しました。
上位3選手の結果は次の通りです。
- 1位 ベアトリス・シェベト(ケニア)13分58秒06(世界新記録)
- 2位 アグネス・ジェベト・ンゲティチ(ケニア)14分01秒29
- 3位 グダフ・ツェガイ(エチオピア)14分04秒41
レース後、シェベトは「女子で初めて13分台を出せて本当にうれしいです。ローマで14分03秒69を走ってから、自分が世界記録を狙えると分かっていました。フェイスがユージーンで世界記録に挑戦するなら、私だってできるはずだと、自分に言い聞かせていました」と語り、自信と覚悟をにじませました。
キピエゴンも女子1500メートルで世界記録
ユージーン大会では、女子1500メートルでもケニアのエース、フェイス・キピエゴンが世界記録を更新しました。詳細なラップタイムこそ明らかにされていませんが、シェベトが語ったように、同じ大会でキピエゴンが世界記録に挑むという情報が、シェベト自身のチャレンジを後押ししたことは間違いありません。
ケニアの2人のスターが同じ日に世界記録を更新したことで、国際陸上シーンにおけるケニア女子中長距離陣の存在感は一段と高まりました。互いの挑戦が刺激となり、世界記録が連鎖するという、象徴的な一日となりました。
記録更新が示す女子長距離界の変化
5000メートルで14分を切る走りは、女子長距離界にとって長く高いハードルとみなされてきました。その壁が破られたことは、トレーニングやレースメイクの質がさらに高まりつつあることを示しています。
また、同じ大会で複数の世界記録が生まれたことは、トップ選手同士が互いに刺激し合うことでパフォーマンスを押し上げていることを象徴しています。世界記録が更新された今、次のターゲットはどこに設定されるのか。2025年シーズンのダイヤモンドリーグや世界大会では、女子中長距離種目にこれまで以上の注目が集まりそうです。
Reference(s):
Chebet, Kipyegon break world records at Diamond League in Eugene
cgtn.com








