FIBA女子アジアカップで中国がNZに快勝 準決勝進出を決定
女子バスケットボールの国際大会、FIBA女子アジアカップで、中国代表がニュージーランド代表に85−51で快勝し、グループAを3戦全勝の首位で通過して準決勝進出を決めました。ディフェンディングチャンピオンとして臨む中国が、2025年大会でも存在感を示した形です。
中国、バランスの取れた攻撃でニュージーランドを圧倒
試合は水曜日、深センのShenzhen Sports Centerで行われました。中国は立ち上がりから主導権を握り、いきなり7連続得点で走り出します。第1クオーターを25−10と大きくリードして終えると、第2クオーター序盤には点差を一気に22点まで広げ、ホームの声援を受けながら主導権を渡しませんでした。
第3クオーター途中には11−0のランで53−28とリードをさらに広げ、この時点で勝負はほぼ決まりました。最終的なスコアは85−51。中国は攻守に隙のないバランスの取れたバスケットを展開し、ニュージーランドに反撃の糸口をつかませませんでした。
18歳のZhang Ziyuが躍動、12人全員が得点
この試合で特に注目を集めたのは、18歳の若手センター、Zhang Ziyuです。第1クオーター残り3分46秒でコートに送り出されると、登場からわずか8秒でレイアップを決めて初得点。会場は大きな歓声に包まれました。
中国はその後もインサイドとアウトサイドをうまく織り交ぜた攻撃を続け、出場した12選手全員がスコアボードに名を刻みました。Zhang ZiyuとYang Shuyuがそれぞれ12得点を挙げるなど、特定のエースに頼らない層の厚さを見せています。
試合のポイントを整理すると、次の3点が挙げられます。
- 中国はグループAを3戦全勝で首位通過
- 12選手全員が得点するバランスの取れたオフェンス
- 18歳のZhang Ziyuがインパクトあるパフォーマンス
Gong Luming監督「チームは形になりつつあるが、細部の詰めが必要」
試合後の会見で、中国のGong Luming監督は、チームづくりの現状について冷静に語りました。
監督によると、この中国代表チームは結成からまだ3か月ほど。今大会のグループリーグでは、さまざまなラインナップを試すことを重視してきたといいます。そのうえで、チームはようやく初期の形が見えてきたが、細部の調整がまだ必要だと現状を評価しました。
さらに監督は、今後のトレーニングでは、選手同士の連携や戦術理解を深めることで、プレーの創造性を高めていきたいと強調しました。新チームながら安定した結果を残している一方で、あくまで成長途上だという認識を共有していることがうかがえます。
準決勝の相手は日本かニュージーランド
中国はグループAを首位で突破したことで、準決勝では日本代表かニュージーランド代表と対戦することになります。両チームは金曜日に対戦予定で、その勝者が中国への挑戦権をつかみます。
中国にとっては、日本との対戦になればアジアを代表する強豪同士の一戦となり、ニュージーランドとの再戦になれば、今回の大勝をどう生かすかが問われる試合となりそうです。
韓国も白星でグループ2位に、インドネシアはDivision Aで健闘
同じグループAでは、韓国代表がインドネシア代表を95−62で下し、2勝1敗の成績で2位に滑り込みました。これにより、韓国も準決勝進出へ望みをつなぐ形となりました。
インドネシアは今大会、初めてDivision Aに参戦しましたが、12度の優勝を誇る韓国を相手に、第1クオーターを25−22と僅差で追う健闘を見せました。しかし第2クオーターに入ると、韓国がスリーポイントシュートを連発。Lee Myung-kwanとShin Ji-hyunが立て続けに3本のロングレンジショットを決め、点差を一気に12点まで広げました。
前半を48−34で折り返した韓国は、第3クオーターも24−14とリードを広げ、インドネシアに反撃のチャンスを与えませんでした。韓国はガードのPark Ji-hyunがゲームハイの18得点、Shin Ji-hyunも15得点と、バックコート陣が試合を支配。インドネシアではKim Pierre-Louisが16得点と奮闘しました。
アジア女子バスケの勢力図と今後の見どころ
中国と韓国がそれぞれ順当に白星を重ねたことで、FIBA女子アジアカップ2025は、伝統的な強豪国が実力を示す展開になっています。一方で、Division A初参戦のインドネシアが序盤で韓国を苦しめたように、アジア全体の底上げも感じられる大会となっています。
中国は、新チームでありながらグループステージを通じて安定感のある戦いぶりを見せました。若手とベテランがうまく融合しつつある今、準決勝以降でどこまでプレーの精度と創造性を高められるかが焦点です。
準決勝でのカードと結果は、アジア女子バスケットボールの勢力図を占ううえでも重要な意味を持ちます。大会の行方とともに、中国をはじめ各国代表の成長の過程にも注目していきたいところです。
Reference(s):
China ease past New Zealand to reach FIBA Women's Asia Cup semifinals
cgtn.com








