ギリシャと中国本土が初の共同発掘へ:失われた古代都市の謎に挑む video poster
ギリシャの静かな田園地帯に眠る古代都市の解明に向けて、ギリシャと中国本土が歴史的なパートナーシップを結びました。この共同プロジェクトは、これまで十分に調査されてこなかった古代の記憶を呼び覚ます重要な一歩になると期待されています。
忘れ去られた都市「コノピ」を求めて
舞台となるのは、ギリシャ西部のアイトリア・アカナニア州にあるアンゲロカストロという場所です。一見すると、そこには穏やかな草原が広がっているだけに見えますが、考古学者たちはその地中に、ある古代都市が眠っていると考えています。
この場所は、かつて「コノピ」と呼ばれ、後に「アルシノエ」と改名された古代都市の跡地であると信じられています。歴史的な重要性を持ちながらも、これまで体系的な発掘調査が行われたことはありませんでした。
5年間にわたる初の共同プロジェクト
アテネで開催される「第2回世界古典学会議」を前に、ギリシャと中国本土は初の共同考古学フィールドプロジェクトを立ち上げました。この5年間にわたるミッションでは、以下のような発見が期待されています。
- 古代の街路や建築物の構造
- 当時の生活を物語る墓地などの遺構
- 忘れ去られた古代の交易ルートに関する手がかり
専門家が語る「体系的な発掘」の意義
アイトリア・アカナニアおよびレフカダの古物管理局長であるフォティニ・サランティ氏は、この地の重要性について次のように述べています。
「ここアンゲロカストロには、中央アイトリアにおける非常に重要な古代都市が存在します。その遺構がここにありながら、今日まで体系的に発掘されたことはないのです」
異なる文化圏を持つ二つの国が、土の下に眠る共通の人類史を紐解こうとする試み。この協力関係が、地中海世界とアジアを結ぶ古代のつながりについて、どのような新しい視点を与えてくれるのかに注目が集まります。
Reference(s):
Could China help uncover Greece's undiscovered ancient city?
cgtn.com