NHL史上最高指名の中国選手・王皓熙 18歳が語る挑戦とこれから video poster
NHLのドラフトで中国出身選手として史上最高順位で指名された18歳の王皓熙(ワン・ハオシー/Simon Wang)選手が、自身の歩みとこれからの目標を語りました。Sports Sceneの沈翔(Shen Xiang)氏との独占インタビューで、サンノゼ・シャークスのトレーニングキャンプの手応えや、カナダへの移住、母親の支え、そしてスポーツが教えてくれた人生の学びを振り返ります。
歴史的ドラフトが意味するもの
王皓熙選手は、NHLドラフトで中国出身選手として史上最高の指名順位という節目を刻みました。2025年現在、この出来事はNHLを目指す若い中国出身選手にとって象徴的なニュースになっています。
インタビューの中で王選手は、この成果を「ゴールではなくスタート」と受け止めている様子を見せました。長年続けてきたアイスホッケーの積み重ねがようやく形になった喜びと同時に、その期待に応えなければならない責任も強く意識しているようです。
サンノゼ・シャークスで感じた世界トップの重み
王選手は、指名後にサンノゼ・シャークスのトレーニングキャンプに参加しました。世界最高峰リーグであるNHLの環境を肌で感じ、「ここからが本当の勝負だ」と心を新たにしたといいます。
キャンプでは、スピード、フィジカル、戦術理解など、すべての面で要求されるレベルの高さを実感しました。一方で、自分のプレーがどこまで通用するのかを試す機会に強いワクワク感も覚えたと語っています。王選手は、まずはクラブ内でのポジション争いに勝ち抜き、長期的にはNHLで「はっきりと分かるインパクト」を残すことを目標に掲げています。
カナダでの挑戦と、母親の揺るがない支え
王選手のアイスホッケー人生は、決して順風満帆だったわけではありません。トレーニングのためにカナダへ移る決断は、18歳の若者にとって大きな挑戦でした。環境の変化や競争の激しさの中で、心が折れそうになる瞬間もあったと振り返ります。
そうした「きつい時間」を支えたのが、母親の存在でした。練習や試合の結果が思うようにいかないときも、母親はあきらめずに挑戦を続けるよう、静かに背中を押し続けたといいます。王選手は、自分がここまで成長できた理由として、技術的な指導だけでなく、この家族の支えが大きかったことを強調しました。
スポーツが教えてくれた「より良い人になる」ということ
王選手はインタビューで、アイスホッケーを通じて「より良い人になる」ための大切なことを学んできたと語りました。例えば、試合の勝ち負けを通じて結果だけでなくプロセスを大事にする姿勢、チームメートやスタッフへの敬意、そして困難から逃げずに向き合う粘り強さなどです。
厳しい練習や遠征生活の中で培われた習慣や考え方は、氷の上だけでなく日常生活にも生きています。王選手にとってスポーツは、単なる競技ではなく、自分を成長させてくれる「学校」のような存在になっていると言えるでしょう。
王皓熙の物語から見える3つのポイント
王選手の歩みは、日本を含むアジアのスポーツファンにとっても、いくつかの示唆を与えてくれます。
- 国境を越えた挑戦は、大きな不安と同時に成長のきっかけをもたらすこと
- 家族や周囲の支えが、長期的なキャリア形成にとって不可欠であること
- スポーツは結果だけでなく「人としてどう成長するか」を問う営みであること
18歳という若さでNHLに向き合う王皓熙選手の姿は、競技の枠を超えて、多くの若い世代にとってのロールモデルになりつつあります。氷上でのプレーはもちろん、その背景にある努力や価値観にも、これからいっそう注目が集まりそうです。
これからのNHLとアジアアイスホッケーへの波及
王選手のような存在がNHLで活躍することは、アジアや中国本土のアイスホッケーにとっても大きな意味を持ちます。自分と同じルーツを持つ選手が世界最高峰の舞台に近づいている姿は、次の世代に「自分にもできるかもしれない」という具体的なイメージを与えるからです。
まだキャリアは始まったばかりですが、王皓熙選手がこれからどのように成長し、どんな影響を与えていくのか。NHLの行方を追う国際ニュースとしても、アジアスポーツの新しい潮流としても、今後の一歩一歩を追いかける価値のあるストーリーだと言えるでしょう。
Reference(s):
Exclusive: History-making Wang shares NHL journey and aspirations
cgtn.com








