ミラノ・コルティナ冬季五輪の選手村が本格稼働、国旗とAIでにぎわう
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの選手村が、2月1日(日)から選手の入村で一気に“生活の場”として動き出しました。2月2日(月)には、国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コベントリー会長が公式に選手村を開所する予定です。
選手が「住む」場所が、いよいよ現実になる
新設された選手村は、大会期間中に選手とチーム関係者あわせて約1,500人を受け入れる複合施設だとされています。選手たちはここで寝起きし、食事をとり、トレーニングを行い、競技の合間には他競技の選手とも自然に顔を合わせます。
競技会場の華やかさとは別に、選手村は「コンディションの土台」と「国際交流の交差点」が同居する場所です。入村が始まると、街のように息づきはじめるのが特徴です。
窓辺の“自己紹介”――国旗が並び始めた
入村が進むにつれ、各国・地域の選手団が部屋の窓に国旗やシンボルを飾りはじめました。ドイツ、スイス、英国、日本、大韓民国、オランダなどが、早くも存在感を示していると伝えられています。
飾り付けは、応援の合図であると同時に、隣室や別棟の選手への「こんにちは」にもなります。ことばが違っても、視覚的なサインが会話のきっかけをつくる——選手村らしい光景です。
パンダと巨大バナー、応援の表現もさまざま
中国の選手団は親しみやすいパンダの装飾を加え、米国の選手団は星条旗をあしらった大型バナーを掲げたとされています。個々の演出の違いは、そのまま選手村の“多様性の温度”を上げていきます。
「ピントレード」にAIとロボットアームが参加
選手村の名物のひとつが、ピンバッジを交換する「ピントレード」です。今回はここに、AI(人工知能)が入り込みました。
報道によると、選手は自分のピンをプラスチック製のカプセルに入れ、中国の多国籍企業アリババのAIを使った仕組みでロボットアームに“ランダムに”別のピンを選ばせ、交換できるようになっています。
- 偶然性が生む「一期一会」の楽しさを、機械の抽選で再現する
- 行列ややり取りの手間を減らしつつ、交流の体験は残す
伝統的な「手渡し」の温かさと、テクノロジーが生む新しい遊び心。そのバランスをどう感じるかは人それぞれですが、選手村の“日常”が時代の変化を映す瞬間でもあります。
これから3週間、競技の外側にも注目が集まる
選手村は競技成績に直接映りにくい一方で、選手の体調管理やメンタル、そして大会全体の雰囲気を左右します。国旗の窓辺、廊下で交わされる短い会話、そしてAIロボのピントレード——競技の外側で生まれる小さな出来事が、2026年の大会の記憶を形づくっていきそうです。
Reference(s):
Athletes bring 2026 Milano Cortina Winter Olympic Village to life
cgtn.com








