ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックが、2026年2月6日(金)夜に正式に開幕しました。注目は、開会式が複数の場所で同時に行われる「分散型」の形式を採用した点で、今大会ならではの“新しい始まり方”を印象づけました。
複数ロケーションで進む開会式、何が新しい?
今回の開会式は、単一のスタジアムに集約するのではなく、複数の会場に舞台を分けて実施されました。大会の幕開けとしては珍しい形式で、冬季大会の運営や演出のあり方に新しい選択肢を提示した格好です。
「分散型」が示すもの
- 会場の“集中”から“連携”へ:一つの空間で完結させず、複数の場所をつないで物語を組み立てる発想。
- 大会の地理的特徴をそのまま演出に:開催地の広がりを、式典の体験として見せる設計。
- 歴史的な「初めて」:大会側は、今回の形式がいくつもの歴史的な初の試みを含むとしています。
イタリアの文化・デザイン、そして冬の伝統を織り込む
式典には、開催国イタリアの文化、デザイン、冬季スポーツの伝統を感じさせる要素が取り入れられました。地域性を前面に出すことで、競技が始まる前から「どんな土地で、どんな価値観のもとに大会が開かれているのか」が伝わる構成になっています。
“見せ方”が変わると、観戦体験も変わる
分散型の開会式は、会場での一体感の作り方、映像中継の構成、都市間のリズムなど、従来とは違う課題と工夫が同時に求められます。そのぶん、視聴者にとっては「次の場面がどこに切り替わるのか」というライブ感が増し、式典そのものが“移動する物語”のように立ち上がります。
競技が本格化するこれから、ミラノ・コルティナ2026がこの「分散」という設計思想を、運営や演出、観戦の体験としてどう積み重ねていくのか。開会式は、その序章として強い印象を残しました。
Reference(s):
Multi-city opening ceremony officially commences Milano Cortina 2026
cgtn.com








