ミラノ・コルティナ2026「オリンピックハウス」巡り:競技の外で味わう文化と体験
ミラノ・コルティナ2026冬季大会の会場周辺では、各国のNOC(国内オリンピック委員会)が設ける「オリンピックハウス」が人気を集めています。競技観戦だけでは見えにくい、その国の文化や“遊び心”に触れられる場所として、訪問先の選択肢が広がっています。
「オリンピックハウス」とは?大会の“もう一つの楽しみ”
オリンピックハウスは、夏季・冬季を問わず大会の恒例となっている企画の一つです。各国のオリンピック関係者が拠点として活用するだけでなく、来場者がその国の魅力を体験できる場としても機能します。
会場では、スポーツ体験や展示のほか、時には現役・元選手が立ち寄り、ファンとの距離が近い空間になることもあります。
ミラノで見えた“体験型”の工夫:ブラジル、スロバキア、そしてイタリア
CGTN Sports Sceneのレポーター、グレッグ・ラファラディ氏はミラノで複数のオリンピックハウスを取材し、実際に冬競技のスキルテストも体験しました。印象的だったのは、競技そのものを「遊び」と「学び」に変換する仕掛けです。
ブラジルハウス:屋上でカーリング体験、スキーはシミュレーターで
ブラジルハウスでは、屋上のテーブルでカーリングを模した体験ができ、自分の“適性”を試すような感覚で楽しめます。さらに、リアルで難易度の高い設定もあるアルペンスキーのシミュレーターが注目を集めているといいます。
スロバキアハウス:アイスホッケーのパックさばきに挑戦
スロバキアハウスは、アイスホッケーのパック・ハンドリング(パックを自在に扱う技術)を試すコーナーを用意。写真撮影を楽しめるスペースもあり、「体験→記録→共有」までが一続きになる設計が目立ちます。
イタリアハウス:開催国の“積み重ね”を展示で見せる
開催国のイタリアハウスでは、ミラノ・コルティナ2026へ向けたヘリテージ(受け継がれてきた文化や歴史)を示す複数の展示が展開されています。中でも、アルペンスキー選手フェデリカ・ブリニョーネが着用したレーシングギアを紹介するセクションは、女子スーパー大回転の勝者としての歩みを印象づける構成です。
また、アート、ファッション、スポーツまで、イタリア文化を幅広く見せる内容になっていると伝えられています。
なぜ今、オリンピックハウスが注目されるのか
- 観戦の合間に“短時間で満足度が高い”:体験や展示で、競技以外の時間が埋まります。
- 国の個性が伝わりやすい:食・文化・スポーツの見せ方に、それぞれの編集方針が出ます。
- SNS時代の「共有しやすさ」:体験型・撮影スポットが多く、感想が投稿されやすい設計です。
メダル争いの“結果”だけでなく、開催都市に集まる人々の“経験”が大会の記憶を形づくる——。2026年2月のミラノでは、その舞台裏が静かに広がっています。
Reference(s):
Olympic Houses offer fun, food, culture during 2026 Winter Games
cgtn.com








