ZXMOTO、WSBKで歴史的躍進 ディビーズがアッセンで2位獲得
中国メーカー初の頂点を経て、さらなる高みへ
ワールドスーパーバイク(WSBK)で、フランス人ライダーのヴァランタン・ディビーズが大きな注目を集めています。彼が駆るのは、中国本土のメーカーであるZXMOTOのマシン。先月ポルティマオで行われたレースで、ZXMOTOとして、そして中国製バイクとして初のWSBK優勝を飾り、世界のモータースポーツファンを驚かせました。
アッセンの「大魔王」コースで発揮した実力
その勢いは止まりません。2026年4月、オランダのアッセン・サーキットで行われた第3戦の予選セッション「スーパーポール」で、ディビーズは2位の好タイムをマークしました。連続するコーナーが多く、バイクのハンドリングが試される難コースとして知られるアッセンで、彼はZXMOTO 820RR-RSを操り、1分36秒561という驚異的なラップタイムを記録。ポールポジションを獲得した元世界王者ルーカス・マヒアス(ヤマハ)とは、わずか0.071秒差にまで迫りました。
この結果を受け、ディビーズはシリーズ総合順位でも3位に浮上。開幕からわずか数戦で、中国本土発のプロジェクトがチャンピオン争いに加わる、新たな時代の幕開けを感じさせています。
なぜこの躍進は「歴史的」なのか
モータースポーツの最高峰カテゴリーの一角であるWSBKは、長らく欧州や日本のメーカーが覇権を争う舞台でした。そこに、中国本土のメーカーが勝利と表彰台を重ねる存在として登場した意義は小さくありません。ディビーズとZXMOTOの活躍は、以下の点で特筆されます。
- 中国製バイク初のWSBK優勝:先月のポルティマオでのダブル勝利が、中国のモーターサイクルメーカーにとって史上初の快挙でした。
- 短期間での適応力:新規参戦プロジェクトでありながら、異なる特性のサーキット(ポルティマオとアッセン)で続けて好結果を出しています。
- ライダーとマシンの相乗効果:経験豊富なディビーズの手腕と、ZXMOTOマシンの潜在的な性能が合致した結果と言えるでしょう。
今週末にアッセンで行われる決勝レース1は、ディビーズが2番グリッドからスタートします。ポルティマオでの勝利が「まぐれ」ではなく、確かな実力であることを証明する、またとない機会となるでしょう。世界のモータースポーツ界の勢力図に、新たな風が吹き始めています。
Reference(s):
Debise shines in Superpole as ZXMOTO rises to prominence in WSBK
cgtn.com








