ブラッドムーン皆既月食 北京時間で見る9月7〜8日の主な時間帯
今秋9月7日夜から8日未明にかけて、月が地球の影にすっぽりと隠れる皆既月食が起こり、赤く染まった「ブラッドムーン」が夜空を飾りました。本記事では、その皆既月食を北京時間でどのように観測できたのか、主な時間帯と見どころを振り返ります。
ブラッドムーンとはどんな現象か
皆既月食は、太陽・地球・月が一直線に並び、地球の影が月を完全に覆う現象です。このとき月は完全に暗くなるのではなく、地球の大気を通った太陽光が回り込むことで、赤銅色に見えます。この赤く染まった月を「ブラッドムーン」と呼びます。
今回の皆既月食では、7つの段階を経てゆっくりと進行し、そのうち皆既食が続く約1時間22分が、もっともドラマチックな時間帯となりました。
北京時間で見る皆既月食のタイムライン
今回の皆既月食は、9月7日夜から8日早朝にかけて、中国標準時(北京時間)で次のように進みました。
- 半影食の始まり(9月7日 23時28分)
月が地球の「半影」と呼ばれる薄い影に入り始めた段階です。わずかな暗まりのため、肉眼で変化を見分けるのはほとんど不可能でした。 - 部分食の始まり(9月8日 0時27分)
ここから月が地球の本影に入り、月の一部が「欠けて」見え始めました。肉眼でもはっきりと変化が分かる、本格的な月食のスタートです。 - 皆既食の始まり(9月8日 1時31分ごろ)
月全体が地球の本影にすっぽり入り、完全な月食の状態になります。この頃から月は少しずつ赤みを帯びた姿に変わっていきました。 - 最大食(9月8日 2時12分)
7つの段階の中でもっとも重要な瞬間がこの最大食です。月がもっとも深く地球の影に入り、最も丸く、最も赤く見えるピークのタイミングでした。 - 皆既食の終わり(9月8日 2時53分ごろ)
月が本影から出始め、再び部分食の状態に戻っていきます。赤銅色の光は次第に薄れ、明るさを取り戻していきました。 - 部分食の終わり(9月8日 3時56分)
月が完全に本影から抜け、普通の満月に近い姿に戻ります。見かけ上の「欠け」はここで終了です。 - 半影食の終わり(9月8日 4時55分)
最後に半影からも抜け出し、皆既月食の一連の過程がすべて終了しました。この頃には、肉眼ではほとんど変化を感じないほど、いつもの月の明るさに戻っていました。
どの時間帯が一番の見どころだったか
観測の上で特に重要だったのは、次の時間帯です。
- 1時31分〜2時53分(皆既食の継続時間)
この約1時間22分が、月全体が赤く染まるブラッドムーンをじっくり楽しめる時間でした。写真撮影や、肉眼での観察にもっとも適した時間帯です。 - 2時12分(最大食)
もっとも赤く、もっとも満月らしい円いシルエットが見られたピークの瞬間です。短い時間ですが、印象に残る光景となりました。
次の皆既月食に向けて覚えておきたいこと
今回のブラッドムーンを見逃してしまった人にとっても、このタイムラインは次の皆既月食観測のよい予習になります。皆既月食を楽しむときの基本的なポイントは次の通りです。
- 現地の時間帯に合わせて、主要な段階の時刻を事前にメモしておく
- もっとも赤くなるのは皆既食の時間帯と最大食の瞬間であることを意識する
- 長時間の現象になるため、防寒や休憩を考えながら無理のない観測計画を立てる
- 肉眼でも十分楽しめますが、双眼鏡やカメラがあれば細かな変化も追いやすくなる
ゆっくり進む皆既月食は、日常の時間の流れを少しだけ変えてくれる天文ショーです。今回のブラッドムーンの進行を振り返りながら、次に訪れる月食の夜にどのように空を見上げたいか、イメージしてみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








