山西・運城塩湖に冬だけの「ミラビライトの花」 雪でも氷でもない結晶の絶景 video poster
中国本土・山西省の運城塩湖で、冬にだけ現れる自然現象「ミラビライトの花(mirabilite blossoms)」が注目されています。気温が摂氏5度を下回ると、湖に含まれる硫酸ナトリウムや硫酸マグネシウムが結晶化し、花びらのような繊細な模様を水面や湖岸に描き出します。
「ミラビライトの花」とは何か
「ミラビライト」は、塩湖などで見られる硫酸塩の鉱物(結晶)の一種です。運城塩湖では、寒さが増す季節に限って、溶けていた成分が結晶へと姿を変え、白く淡い“花”のように見える模様が広がります。
なぜ冬だけ? 鍵は「5度以下」と結晶化
今回の現象のポイントは温度です。気温が下がり、摂氏5度を下回る条件になると、湖水中の成分(硫酸ナトリウムや硫酸マグネシウムなど)が結晶として析出(せきしゅつ)しやすくなります。雪が積もったり、湖が全面的に凍ったりするのとは違い、“水に溶けていたものが、寒さで形を持つ”ことで景色が変わります。
見た目は「花」、中身は「化学」——写真映えの裏側
結晶がつくる模様は、風や水面の状態、成分の濃度などが重なって、レースのように見えたり、花弁のように放射状に広がったりします。自然がつくる幾何学模様は、テクノロジーの壁紙のようでもあり、どこか手仕事の繊細さもあります。
覚えておきたいポイント
- 雪や氷ではない:白く見えても主役は結晶
- 低温が条件:摂氏5度未満で起きやすい
- 冬限定:暖かくなると“花”は消えていく
国際ニュースとしての面白さ:気候と景観が「同じ場所」を変える
同じ湖でも、季節によって見えるものが変わる——運城塩湖の「冬の花」は、その分かりやすい例です。2026年1月のように冷え込みが続く時期は、自然の“化学反応”が景観として立ち上がりやすく、冬の短い期間にだけ「別の顔」を見せます。日々の天候が、ニュース写真の背景だけでなく、現象そのものの条件になっている点も興味深いところです。
シェア用の一文:「雪でも氷でもない“冬の花”——運城塩湖で結晶が咲く季節が来ています」
Reference(s):
Neither snow nor ice: Winter 'blossoms' bloom on Yuncheng Salt Lake
cgtn.com








