天宮ステーションでの5ヶ月超 宇宙飛行士たちのリラックス法とは video poster
地球を離れ、狭い宇宙ステーションで長期にわたり任務を遂行する宇宙飛行士たち。彼らはどのようにして心身の健康を保ち、日常に彩りを添えているのでしょうか。2026年4月現在、中国の神舟21号ミッションの宇宙飛行士(Taikonauts)が天宮宇宙ステーションで過ごす日々から、その一端が見えてきます。
5ヶ月を超える長期滞在
2025年11月頃に打ち上げられた神舟21号の乗組員は、2026年4月25日時点で、天宮宇宙ステーションでの軌道上生活が5ヶ月以上に及びました。ステーションのシステム監視やさまざまな科学実験という重要な任務の合間に、彼らは独自の方法でリラックスし、生活の質を高めています。
多彩なメニューと「煙の出ない」調理
宇宙食の進化は目覚ましく、今回のミッションでは実に190品にも及ぶメニューが準備されています。地上とは異なる無重力環境でも、専用の「煙の出ない」オーブンを用いて温かい食事を調理できるため、食事の時間は大きな楽しみとなっているようです。栄養バランスとともに、味のバラエティが長期滞在におけるメンタルヘルスを支える重要な要素となっています。
身体を動かし、声を出す時間
無重力空間で筋力や骨密度を維持するため、定期的な運動は欠かせません。天宮ステーション内にはトレッドミルなどの運動機器が設置されたジムエリアがあり、乗組員は毎日ワークアウトに励んでいます。また、息抜きとして時折行われるという「宇宙カラオケ」は、ストレス解消とチームの結束を深める役割を果たしているそうです。限られた空間だからこそ、娯楽の工夫が生まれています。
長期ミッションが拓く未来
月面基地建設や火星有人探査など、より長期間、より遠くへの有人宇宙探査が現実味を帯びるなか、今回のような長期宇宙滞在で得られる生活技術と心理的知見の蓄積は貴重です。地上とは異なる環境下での人間の適応力と、快適な「宇宙での日常」をいかに構築するか。天宮ステーションでの小さな試みは、遠い将来の大きな挑戦への足がかりとも言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com



