黄山の名物×ナポリピザ?アメリカ人店主が創り出した「文化の架け橋」となる一枚 video poster
中国本土の安徽省黄山市で開催された「世界市長対話」では、都市間の連携だけでなく、文化交流が大きな焦点となりました。その中で、地元の伝統的な味と西洋の食文化を大胆に融合させたユニークな試みが注目を集めています。
伝統的な「香り」を魅力に。驚きのフュージョン料理
アメリカ出身で、自らを「黄山の婿」と呼ぶほどこの地に愛着を持つアドリアンさんは、黄山の2大名物食材をナポリピザに組み合わせた「ダブル・フイ・ピザ(Double Hui Pizza)」を考案しました。
このピザに使用されているのは、以下のような非常に個性的で伝統的な食材です。
- 臭いマンダリンフィッシュ(鳙魚):独特の風味で知られる地元の名魚。
- 毛豆腐:表面に白いカビのようなものが付着した、伝統的な発酵豆腐。
一見すると意外すぎる組み合わせですが、伝統的なナポリピザの製法と掛け合わせることで、中国と西洋の食文化を繋ぐ新しい味わいを生み出しています。
料理を通じて心を通わせる
アドリアンさんのこだわりは、工程の一つひとつにあります。地元の市場で新鮮な毛豆腐を自ら調達し、丁寧にサワードウをこね、薪窯で焼き上げる。そのプロセス自体が、彼にとって地域社会への深い敬意の表れでもあります。
彼がこのピザを通じて本当に伝えたいのは、単なる味の斬新さではありません。世界中で愛されるピザという形式を借りて、より多くの人々に「徽州(きしゅう)料理」の奥深さを知ってもらうこと。そして、食卓を囲んで物語を共有し、文化の壁を越えて心を通わせ合うきっかけを作ることです。
異なる背景を持つ人々が、一枚のピザを囲んで笑顔になる。そんな日常の風景の中に、静かですが確かな国際交流の形が見えてきます。
Reference(s):
cgtn.com