イランと米国軍がホルムズ海峡周辺で激突、ミサイルとドローンの応酬で緊張高まる
世界のエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡周辺で、イランと米国軍による激しい攻撃の応酬が起こり、中東地域の緊張が急激に高まっています。
6月5日に発生した攻撃の経緯
米国中央軍(CENTCOM)の発表によると、昨日6月5日、イランからホルムズ海峡および湾岸諸国に向けて発射された複数の弾道ミサイルとドローンを、米軍が迎撃しました。
一連の動きは以下のような流れで進行したとされています。
- まず、ホルムズ海峡に向けて発射された4機の攻撃用ドローンを米軍が撃墜。
- その後、クウェートとバーレーンに向けて7発の弾道ミサイルが発射された。
- 米軍はこのうち6発を迎撃し、残りの1発は「目標に到達しなかった」としています。
双方の主張と被害状況
米軍は、今回の攻撃による米軍関係者の被害は報告されていないと明言しています。また、イラン側が主張していた「バーレーンにある米海軍第5艦隊司令部への被害」については、事実ではないと否定しました。
一方で、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は、今回の攻撃について「米軍による攻撃への対抗措置」として、クウェートとバーレーンにある米軍基地を標的にしたと主張しています。
海運への影響と地域の不安
今回の衝突は軍事基地だけでなく、民間船への脅威も伴いました。IRGCは、イランの許可なくホルムズ海峡を通過しようとしたタンカー4隻に対しても攻撃を行ったと述べています。
バーレーンやクウェートでは空襲警報が鳴り響き、地元当局が「敵対的なミサイルおよびドローン攻撃」を阻止するための迎撃作業にあたるなど、地域住民の間にも大きな不安が広がりました。
エネルギー供給の生命線であるこの海域での軍事衝突は、単なる二国間の対立に留まらず、世界経済や物流への影響が懸念される状況にあります。
Reference(s):
Iran, US forces exchange strikes over Strait of Hormuz, Gulf states
cgtn.com