米軍がホルムズ海峡付近でイラン関連タンカーを攻撃、エンジン室を撃ち抜き航行不能に video poster
米軍が、イランとの関係が深いとされるタンカーに対し、ミサイル攻撃を行ったことが明らかになりました。制裁対象の船舶に対するこの直接的な行動は、国際海域における緊張状態を改めて浮き彫りにしています。
警告を無視した船舶への直接攻撃
米中央軍(CENTCOM)の発表によると、2026年6月2日(火)、米軍はボツワナ船籍のタンカー「LEXIE」に対し、ヘルファイア・ミサイルを発射しました。攻撃の目標は船のエンジンルームであり、これにより船体は航行不能となりました。
米軍側は、攻撃前に繰り返し警告を行ったものの、乗組員がこれに従わなかったため、船舶を無力化する措置に踏み切ったとしています。
制裁リストに載っていた「LEXIE」の背景
今回攻撃を受けたタンカー「LEXIE」は、以前から米国の厳しい監視下にありました。この船舶は、2025年3月に米財務省外国資産管理室(OFAC)による制裁リストに追加されています。
制裁の理由は、イランの石油貿易に関与した疑いによるものです。今回、同船がイラン方向へ航行していたことが、米軍による作戦の直接的なきっかけとなりました。
現場の状況と今後の懸念
流出した無線通信の記録によると、米軍機が「LEXIE」に対して指示を出していた様子が確認されており、攻撃後、乗組員は船を放棄したと報告されています。
世界のエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡付近でのこのような軍事行動は、地域の不安定化を招くリスクを孕んでいます。経済的な制裁という手段に留まらず、物理的な排除という強硬策が取られたことで、今後の海域での対峙がどのように変化するのか、静かな緊張が続いています。
Reference(s):
US says it fired missile at Iran-linked tanker near Strait of Hormuz
cgtn.com