西安で迎えた2023年春節、パキスタン出身男性が感じた「第二の故郷」 video poster
中国本土の古都・西安で数年暮らしたパキスタン出身のAnees Qadirさんは、2023年の春節(旧正月)を婚約者と過ごした経験を通じて、この街を「第二の故郷」だと強く感じたといいます。いま(2026年1月末)、各地で春節を控える空気が高まるなか、異国での祝日が人の帰属感をどう形づくるのかが、静かに注目されています。
何が語られたのか:西安での春節が転機に
Anees Qadirさんは、パキスタンの国籍を持ち、西安で数年間生活してきました。もともと古い歴史を持つこの街への愛着は深かったものの、2023年の春節を婚約者とともに過ごした時間が、「本当に第二の故郷を見つけた」と思える決定的な体験になった、という趣旨が伝えられています。
背景:長く住んだ街でも、祝日が距離を縮めることがある
住み慣れた場所であっても、「そこで生きている」と実感する瞬間は人によって違います。日常の延長線上にあるはずの季節行事が、家族やパートナーとの時間と結びつくことで、街の景色や音、においの記憶まで含めて、急に自分のものになっていくことがあります。
今回のエピソードは、特定の制度や数字の話ではありません。むしろ、異国で暮らす人が感じる、ささやかな手触りの変化を切り取ったものだと言えます。
春節という時間:個人の記憶に刻まれる「共同体のリズム」
春節は、日付そのもの以上に「人が集まり、区切りをつけ、次へ進む」ためのリズムとして機能します。Anees Qadirさんにとっては、そのリズムを婚約者と共有したことが、西安を単なる居住地から、感情の拠点へと変えるきっかけになったのでしょう。
- 暮らしの場所が「意味のある場所」に変わるのは、出来事よりも関係性が鍵になる
- 祝日は、個人の時間と街の時間が重なる数少ないタイミングになりやすい
- その重なりが、帰属感(ここにいていい、と思える感覚)を強めることがある
2026年のいま、似た体験はどこで起きうるのか
国境を越えた移動が当たり前になり、学業や仕事、家族の事情で複数の土地に生活の軸を持つ人は増えています。そうした時代に、祝日や季節行事は、異なる文化のあいだに「説明なしで通じる時間」をつくることがあります。
Anees Qadirさんの言葉は、華やかな出来事のニュースというより、日々のなかで生まれる国際交流の現実を示す一例です。春節を前にしたこの時期、同じように別の土地で季節を迎える人々の記憶にも、似た輪郭の物語が潜んでいるのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








