ハルビン氷雪大世界、氷の城が光る“冬のワンダーランド” video poster
中国本土・黒竜江省の省都ハルビンで、この冬も巨大テーマパーク「ハルビン氷雪大世界(Ice and Snow World)」が街の長く厳しい寒さを、まるごと祝祭へと変えています。凍った松花江の氷を切り出して築く光の城や、雪と氷のアトラクションが、春節(旧正月)に向けた高揚感をいっそう強めています。
街の“冬”が資源になる――ハルビンの氷と雪の祝祭
ハルビンの冬は、寒さが日常のハードルになりがちです。一方で氷雪大世界は、その長い寒冷シーズンを「挑戦」ではなく「祝う時間」へと読み替え、都市の冬景色そのものを見どころに変えています。
見どころは「光る氷の城」だけじゃない
会場には、氷と雪を主役にした大型コンテンツが集まります。目に入ってくるスケール感は、写真や動画で見ても伝わりやすく、SNSで拡散されやすいタイプの“体験型スポット”としても存在感を放っています。
- ライトアップされた氷の城:松花江の氷を切り出したブロックから造られ、夜は照明で立体感が際立ちます。
- 超ロングの氷の滑り台:一気に滑り降りる爽快感が、冬の遊園地らしさを象徴します。
- 雪の結晶をかたどった観覧車:冬のモチーフを造形に落とし込んだランドマークとして目を引きます。
- 冬文化に着想した氷雪パフォーマンス:北方の冬の空気感を、演出として体験に接続します。
民俗的な“冬の物語”×現代の光と没入演出
氷雪大世界の特徴は、民俗的な冬のイメージと、現代的なライトショーや没入型(イマーシブ)インスタレーションを組み合わせている点にあります。伝統を「保存」するだけでなく、体験として再編集することで、寒さの中でも長く滞在したくなる導線がつくられています。
中国本土から、そして世界へ――“冬のカーニバル”としての存在感
このパークは、世界的にもよく知られる冬のカーニバルの一つとして、来場者が中国本土各地だけでなく海外からも集まるとされています。春節の祝祭ムードと相まって、観光地としての「冬の北方の魅力」を、わかりやすい風景と言葉に変える場にもなっています。
静かに効いてくるポイント:季節の“弱点”を“名物”に変える発想
氷雪大世界が示しているのは、厳しい季節をただ耐えるのではなく、都市のキャラクターとして前面に出す方法です。雪と氷の造形、光の演出、文化の物語化――その組み合わせが、冬という条件を「来る理由」に変えていきます。見に行く人にとっては、寒さそのものがコンテンツになる、少し不思議で記憶に残る体験と言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








