アフガニスタンで再び地震 日曜のM6地震で2200人超死亡の中でM5.6
アフガニスタン東部で、2,200人以上が犠牲となった日曜の大地震に続き、木曜日にもマグニチュード5.6の地震が発生しました。被災地では救助と復旧、人道支援をめぐる危機が続いています。
木曜夕方にM5.6の地震 震源はジャララバード近郊
木曜日の午後4時56分ごろ、アフガニスタン東部ナンガルハル州の州都ジャララバードの東約14kmを震源とするマグニチュード5.6の地震が発生しました。観測情報によると、震源の深さは約10kmと浅く、強い揺れが広い範囲に伝わったとみられます。
米国地質調査所(USGS)はこの地震の規模をM5.6としていますが、ドイツの地球科学研究機関であるGFZはM6.2と推定しており、観測機関によって数値に差が出ています。
「ここ数日」で続く地震活動 日曜のM6地震が壊滅的被害
今回の地震は、ここ数日アフガニスタン東部を襲っている一連の地震の一つです。特に被害が大きかったのが、日曜の夜に発生したマグニチュード6の地震です。
このM6の地震は、ナンガルハル州だけでなく、隣接するクナール州、ラグマン州、ヌーリスターン州にも大きな被害をもたらしました。家屋や建物の倒壊が相次ぎ、多くの地域で生活基盤が失われています。
当局の公式発表によると、これまでに少なくとも2,200人以上の死亡が確認され、負傷者は3,600人を超えています。がれきの下からの救出作業は今も続いており、犠牲者数がさらに増える可能性もあります。
救助活動続く中での新たな揺れ 被災地は高い警戒状態
日曜の地震からの救助活動が続く中で、木曜の新たな地震が発生したことで、被災地は一段と緊張を強めています。余震や新たな地震への不安から、安全を求めて屋外で過ごす人も多いとみられます。
現地当局や支援団体は、崩れかけた建物の近くでの作業を慎重に進めざるを得ず、がれきの撤去や行方不明者の捜索は難航しています。道路やインフラへの被害によって、一部の地域へは救援物資や医療支援が十分に届きにくい状況も続いています。
なぜ被害がこれほど拡大したのか
今回の一連の地震で被害が大きくなっている背景には、いくつかの要因が重なっていると考えられます。
- 震源が浅い:木曜の地震は震源の深さが約10kmと浅く、地表近くまで強い揺れが伝わりやすい条件でした。
- 建物の脆弱さ:耐震性が十分でない住宅や建物が多い地域では、中規模の地震でも倒壊や損壊が起こりやすくなります。
- 連続する地震:日曜のM6地震でダメージを受けた建物に、木曜の揺れが追い打ちをかける形となり、被害の拡大につながった可能性があります。
人道危機への対応と今後の焦点
ナンガルハル、クナール、ラグマン、ヌーリスターンの各州では、避難生活が長期化する懸念が出ています。安全な飲料水、食料、医療、避難シェルターの確保など、人道的なニーズは日ごとに高まっています。
現地当局と支援団体は、次のような課題に直面しています。
- 崩落のリスクが残る建物周辺での捜索活動の安全確保
- 山間部やアクセスが難しい地域への支援物資輸送
- 負傷者への医療体制の維持と拡充
- 住居を失った人びとのための一時的な住まいの確保
短期的には「一人でも多くの命を救うこと」が最優先ですが、その先には、壊れたインフラや住宅の再建、地震に強いまちづくりへの投資といった中長期の課題が待っています。
私たちが注視すべきポイント
アフガニスタン東部で続く地震と人道危機は、遠く離れた出来事のように感じられるかもしれません。しかし、地震多発国である日本にとっても、「連続する地震が脆弱な地域を直撃したとき何が起きるのか」を示す重要なケースでもあります。
今後も、
- 犠牲者・負傷者数の推移
- 救助・支援活動の進捗
- 被災した各州の復旧・復興の道筋
といった点が、国際ニュースとして注目されていくでしょう。被災地の声や現場の状況に耳を傾けながら、どのような支援や連帯が可能なのかを考えることが求められています。
Reference(s):
Afghanistan hit by M5.6 earthquake after Sunday quake kills over 2,200
cgtn.com








