スリランカで商用5Gが始動 DialogとSLT-Mobitelが公共フェーズへ
スリランカで商用5Gサービスが本格的に一般向け(公共フェーズ)へ入りました。2025年12月21日現在、同国の大手通信事業者であるDialog Axiata PLCとSri Lanka Telecom Mobitel(SLT-Mobitel)が、相次いで商用5Gの立ち上げを発表しています。
何が起きたのか:大手2社が「商用5G」を同時期に始動
今回の動きの中心は、スリランカの二大通信事業者です。
- SLT-Mobitel:金曜日、コロンボのOne Galle Face Mallで5Gサービスを立ち上げ、ユースケースをデモンストレーションしました。
- Dialog Axiata:木曜日、「Dialog 5G Ultra」の商用ローンチを発表しました。
会場デモで見えた5Gの使いどころ:低遅延とリアルタイム体験
SLT-Mobitelは、5Gの特徴が伝わりやすい用途を前面に出しました。会場では、次のようなアプリケーションが示されたといいます。
- 高速インターネットアクセス
- 低遅延(遅れの少ない)接続
- リアルタイムのゲーム体験
- AR(拡張現実)・VR(仮想現実)関連の利用シーン
「速い」だけでなく「遅れが小さい」ことが、体験型サービスやリアルタイム用途の広がりに直結する点が、今回のデモの主題だったようです。
企業トップのコメント:AI・IoT・クラウドの土台としての5G
SLTグループのMothilal De Silva会長は、5Gがデータ伝送の高速化をもたらし、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、クラウドベースのサービスの普及を後押しすると述べました。
一方、Dialog Axiata PLCのSupun WeerasingheグループCEOは、「Dialog 5G Ultra」のローンチを、将来に向けたデジタル基盤強化の「重要な一歩」と位置づけ、5Gをイノベーション、生産性、包摂(インクルージョン)を支える重要な要素だと説明しています。
数字でみるDialogの5G:拠点数と利用者規模
Dialogによると、同社の5Gネットワークは220超の稼働中(live)の5Gサイトで構成され、国内で150万人超の加入者にサービスを提供しているとしています。
「どの程度のエリアに、どんな品質で」届くかは今後も関心点になりそうですが、少なくとも同社は、一定の規模感を伴う立ち上げを強調しています。
次に注目したいポイント:普及の鍵は“体験”と“使い道”
商用ローンチはスタートラインでもあります。今後は、各社が示したユースケース(ゲーム、AR/VR、低遅延用途)や、AI・IoT・クラウドといった領域で、生活や産業の現場にどのように実装されていくのかが焦点になりそうです。
5Gは「通信規格の更新」に見えやすい一方で、実際にはアプリケーションの成立条件(リアルタイム性、同時接続、体験品質)を変える技術でもあります。今回の発表は、その入口を示したかたちです。
Reference(s):
cgtn.com








