ギニア大統領選、きょう投票:移行期の節目と9候補の構図
2025年12月28日、ギニアで国政選挙(大統領選)の投票が予定されており、2021年の政変後に続いてきた政治移行の「区切り」をどう形にするのかが最大の焦点になっています。
2021年のクーデターから、きょうの投票へ
ギニアでは2021年9月、クーデターで当時のアルファ・コンデ大統領が解任され、ママディ・ドゥンブヤ大佐が権力を握りました。今回の12月の投票は、移行期間の終結と、新たな憲法時代の始まりを告げるものとして位置づけられています。
候補者は9人、ただし「有力野党不在」の選挙に
投票用紙には9人の候補者が並びます。一方で、ギニアで影響力の大きい主要な野党指導者が目立って不在です。結果として、野党側は全国的な知名度や支持の広がりが限られる人物が中心になり、選挙戦の構図そのものが偏って見えやすい状況です。
暫定大統領として選挙に臨むドゥンブヤ氏は、現時点で最有力とされています。支持者は、道路・病院・学校といったインフラ整備に加え、長らく遅れてきたシマンドゥ鉄鉱石プロジェクトの進展を実績として強調しています。
勝敗はどう決まる? 2回投票制と開票スケジュール
有権者登録は約670万人。大統領は絶対多数(50%超)で選ばれる仕組みで、2回投票制が採用されています。
- 第1回投票で50%超を得た候補が当選
- 過半数に届かない場合、上位2人による決選投票を実施
投票は朝から夕方まで行われ、暫定結果は48時間以内に示される見通しです。選挙の透明性を確保する観点から、ECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)、アフリカ連合(AU)、国連などの地域・国際機関の監視団がプロセスを見守っています。
今回、何が「次の政治」を左右するのか
注目点は、単に勝者が誰かだけではありません。移行の節目とされる選挙が、どの程度「競争性」と「納得感」を伴って進むかが、その後の統治の安定を左右しやすいからです。
- 決選投票の可能性:1回目で過半数に届くのか、上位2人の再対決になるのか
- 野党勢力の空白:有力指導者不在の中で、支持の受け皿がどう動くか
- 結果発表までの48時間:暫定結果の出方と、各陣営の反応
- 監視団の評価:手続き面の指摘が出るかどうか
きょうの投票は、移行期の「終わり」を示すイベントであると同時に、その「始まり方」を問う場にもなっています。暫定結果の公表と、各陣営・監視団の発信が、次の局面を占う材料になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








