米国拘束のマドゥロ氏、息子に伝言「私たちは元気だ。私は闘士だ」
2026年1月、米国で拘束されているベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領が、弁護団を通じて家族に「私たちは元気だ。私は闘士だ」とのメッセージを送ったと、息子で与党議員のニコラス・マドゥロ・ゲラ氏が明らかにしました。米軍によるカラカスなどへの攻撃と拘束が国際的な非難と懸念を呼ぶ中、政権側は「結束」を強く打ち出しています。
息子が明かした「弁護士経由のメッセージ」
与党・統一社会党(PSUV)の会合で、マドゥロ・ゲラ氏は1月10日(現地時間、土曜日)、父であるマドゥロ大統領からの伝言を紹介しました。
- 弁護団から「彼らは強い。悲しまないでほしい」と伝えられた
- 大統領本人の言葉として「私たちは元気だ。私は闘士だ」と引用した
同氏はまた、大統領が「折れていない」と述べ、政府と支持者は「団結し、踏みとどまっている」と強調しました。
拘束の経緯:1月3日の軍事攻撃で身柄確保
提供情報によれば、マドゥロ大統領と妻のシリア・フローレス氏は現在、米国で拘束されています。米軍は1月3日にカラカスおよび他のベネズエラ3都市で軍事攻撃を実施し、この作戦で2人を拘束したとされています。
この軍事攻撃と拘束は、世界的な非難と懸念を招いているとされています。今後、身柄の扱い、外交ルートでの交渉、国内統治への影響が焦点になりそうです。
「結束」を軸にした与党側のメッセージ
マドゥロ・ゲラ氏は、故ウゴ・チャベス元大統領の政治潮流として知られる「チャビスモ(Chavismo)」の強さは結束にあるとして、「何が起きても団結しなければならない」と訴えました。強い言葉で不安を抑え、支持基盤を固める狙いがうかがえます。
暫定大統領ロドリゲス氏「指導部に不確実性はない」
同じ1月10日、ベネズエラの暫定大統領(acting president)として職務を担うデルシー・ロドリゲス氏は、ミランダ州の地域イベントで演説し、マドゥロ大統領夫妻の帰還を実現する考えを示しました。
ロドリゲス氏は「ここに不確実性はない。ベネズエラの人々が主導しており、マドゥロ大統領の政府がある」と述べ、平和と安定、そして国の将来を確保するための団結を呼びかけたとされています。
いま何が問われているのか
今回の発表は、拘束下にある指導者の「健康状態」と「意思の強さ」を前面に出す一方で、軍事攻撃と拘束がもたらす国際的な緊張、国内の統治体制の持続性、そして支持層の結束維持という現実的な課題も浮き彫りにします。今後は、帰還に向けた具体的な動きと、国際社会の反応が注目点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








