イラン首席交渉官、「相互履行」原則を表明 米国との緊張高まる video poster
イランと米国の関係が緊迫する中、イランの首席交渉官が「コミットメントにはコミットメントで応じる」という外交方針を明らかにし、両国間の緊張が改めて浮き彫りになりました。
「相互履行」原則の表明
先週4月18日、イランの首席交渉官を務めるモハンマド・バーゲル・ガリバフ氏は、米国に対するイランのアプローチは「コミットメントにはコミットメントで応じる(commitment-for-commitment)」原則に基づくとの見解を示しました。この発言は、核合意(JCPOA)をめぐる長年の交渉において、イランが相互性を重視する姿勢を改めて強調するものです。
米国による貨物船拿捕
ガリバフ氏の発言の翌日、4月19日には、米国がイラン船籍の貨物船を拿捕したと報じられました。この出来事は、イラン当局者の発言直後に発生したことから、両国間の緊張が瞬間的に高まった可能性を示唆しています。具体的な拿捕の理由や詳細については、現在も情報が整理されている段階です。
イラン外務省の反応
その後、4月20日には、イラン外務省が新たな交渉ラウンドの計画は「現時点ではない」と発表しました。この発表は、米国による一連の行動に対する直接的な反応であると見られています。つまり、イラン側は「相互履行」の原則に則り、相手側の具体的な動きを見極めながら対応を決めていく構えを見せているのです。
緊張関係の背景と行方
イランと米国の関係は、2018年の米国による核合意離脱以降、大きく後退しています。その後、断続的に行われてきた交渉も、相互の信頼回復が大きな壁となっていました。今回の一連の出来事は、単なる偶発的な衝突ではなく、この根本的な不信感が顕在化したものと分析する専門家もいます。
現在、2026年4月の時点で、両国は膠着状態にあります。イラン側が「相互履行」を掲げる以上、今後の関係改善のカギは、どちらが最初に具体的なコミットメントを示すかにかかっていると言えるかもしれません。国際社会は、この緊張が中東地域の安定やエネルギー市場に与える影響を注視しています。
Reference(s):
Iran chief negotiator: Our policy is commitment-for-commitment
cgtn.com




