米特使パキスタン訪問も、イラン直接会談を否定 中東和平の行方は video poster
アメリカの特使がパキスタンに赴き、イランとの新たな和平交渉の開始を目指しています。しかし、イラン側が直接的な対話を否定するなど、課題が残る状況です。中東地域における緊張緩和への模索が続く中、その行方に注目が集まっています。
米特使の訪問とイランの姿勢
アメリカの特使、スティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏は、先週土曜日にパキスタンの首都イスラマバードに向かいました。彼らの目的は、脆弱な停戦下にあるイランとの和平交渉を新たに開始することでした。ホワイトハウスは、両氏がイラン代表者と「対面での会話」に従事すると発表しました。
一方、イランの国営メディアは、直接的な交渉は予定されていないと報じています。イラン外務省報道官のエスマイル・バガエイ氏は、同国外相のアッバース・アラグチ氏が会うのは「パキスタンの高官のみ」であり、「イランと米国との会談は計画されていない」と述べました。
パキスタンでの外交動き
アラグチ外相はパキスタンで、シャバーズ・シャリフ首相をはじめ、イシャク・ダール外相、アシム・ムニール軍参謀長らと相次いで会談しました。パキスタンは、米国とイランの間の仲介役としての役割を期待されているようです。
また、衝突開始から2か月ぶりに、テヘランの国際空港から商業便の運航が再開されました。これは、地域の緊張が少しずつ緩和に向かっている可能性を示唆する動きの一つと言えるでしょう。
広がる地域情勢と和平への課題
和平交渉の動きとは別に、レバノン南部ではイスラエルによる攻撃で死者が出るなど、地域全体の緊張は完全には解消されていません。ドナルド・トランプ米大統領はレバノンでの停戦延長を発表しましたが、より広範な中東戦争を終結させる合意に至る道のりは、依然として険しいものとなっています。
世界の石油と液化天然ガス(LNG)の重要な航路であるホルムズ海峡の早期再開が急務となる中、関係各国の駆け引きは今後も続きそうです。米国とイランの間で直接対話が実現するか否かが、和平プロセスの大きな焦点となるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com



