トランプ氏、米代表団のパキスタン訪問をキャンセル イラン外相はオマーンへ
米国とイランの間で進められていた外交交渉に、突然の曲折が生じました。2026年4月26日現在、両国の対話の行方は不透明さを増しています。
トランプ氏の突然の訪問キャンセル
米国のドナルド・トランプ大統領は、土曜日にソーシャルメディアを通じて、イラン側と会談するためパキスタンのイスラマバードに向かう予定だった米国代表団の訪問をキャンセルしたことを発表しました。トランプ氏は、訪問を取りやめた理由として「移動に時間をかけすぎている」「彼らの『指導部』内には大きな内紛と混乱がある」と述べました。
イランの対応と継続する外交努力
これに対し、イランのファテメ・モハジェラニ政府報道官は同日、イラン国内の全ての政治的勢力が国家安全保障を守る姿勢で一致しており、敵対勢力がこの問題で誤算をすべきではないと強調しました。また、イランのアバス・アラグチ外相はパキスタンでの「非常に実りの多い」訪問を終え、オマーンに到着。同外相は今後、ロシアも訪問する予定で、地域の平和に向けた外交調整を進めています。
交渉の行方と不確実性
両国間の停戦は今月初めの4月8日に成立しましたが、その後のフォローアップ交渉(4月11日、12日)は合意に至りませんでした。今週パキスタンで開催が予想されていた新たなラウンドの交渉については、イラン側が米海軍の封鎖継続や米国の「過度な」要求を理由に不参加を表明しており、交渉再開への道筋は依然として不透明です。
トランプ氏は「すべてのカードは我々が握っている」と主張する一方、イラン側は米国が外交に真剣であるかどうかを見極めようとしている状況です。イランの外交官は、近い将来に第二ラウンドの交渉が行われる可能性があるとも述べています。
この一連の動きは、中東地域の安定をめぐる複雑な駆け引きが続いていることを示しています。直接の対話が滞る中、パキスタンやオマーンといった第三国を介した間接的な外交チャネルが、重要な役割を果たしつつあります。
Reference(s):
Trump cancels US delegation's Pakistan trip, Iranian FM lands in Oman
cgtn.com



