ポルシェ中国社長が語る、「数量より価値」が中国市場の勝ち筋 video poster
2026年4月に開催された北京モーターショー「Auto China 2026」の場で、ポルシェ中国のアレクサンダー・ポリッヒ社長兼最高経営責任者が、CGTNの取材に応じました。市場の競争圧力が高まる中でも、同社が中国本土で継続的に行っているブランド構築と、忘れられないドライビング体験への投資について語りました。
市場の変容とポルシェの戦略
近年、中国本土の高級車市場は大きな変革期を迎えています。急速な電動化や新興EVブランドの台頭により、従来の競争構造は大きく揺らいでいます。しかしポリッヒ社長は、そうした環境下でも、ポルシェが掲げる「数量よりも価値」という理念に一貫してこだわり続けていると説明します。
忘れられない体験を提供する
社長はインタビューの中で、単なる販売台数の拡大よりも、ブランドと顧客の間に築かれる深い絆を重視している点を強調しました。そのため、中国本土では、以下のような取り組みに注力しているとのことです。
- 顧客体験プログラムの充実
- ドライビングイベントやトラックデイの開催
- ポルシェクラブを通じたコミュニティ活動の活性化
持続可能な成長を見据えて
短期的な販売目標に縛られるのではなく、長期的な視点で市場と向き合う姿勢がうかがえます。特に、デジタル化が進み情報過多になりがちな現代において、実際にクルマを運転し、ブランドの歴史やエンジニアリングの真髄に触れる「体験」そのものが、貴重な価値を持つと位置付けています。
ポルシェのこのようなブランド戦略は、中国本土の消費者の嗜好が成熟し、単なるステータスシンボルから、そのもの自体が持つ文化的・技術的価値を求める方向へと変化していることを反映しているとも言えるでしょう。自動車産業の潮流が大きく変わる中で、老舗メーカーがどのようにその存在意義を更新し続けるのか、その一つの答えを示す事例として注目されます。
Reference(s):
cgtn.com



