イスラエル野党が結束、2026年選挙でネタニヤフ首相に挑戦
2026年4月27日現在、イスラエルで今年行われる総選挙を前に、野党勢力が新たな結束を表明しました。野党指導者ヤイール・ラピッドと元首相ナフタリ・ベネットは、現職のベンヤミン・ネタニヤフ首相を倒すため、選挙で共同戦線を張ることを発表し、政界に大きな波紋を広げています。
かつての盟友が再び手を組む
中道政党「イェシュ・アティッド」の党首であるラピッド氏は先日、右派のベネット氏と共に、今年の選挙で協力して戦うと声明を発表しました。ラピッド氏は、この動きが「(反ネタニヤフ)ブロックを統一し、内部の分裂を終わらせ、全ての努力を重要な今後の選挙勝利に集中させる」ことを目的としていると述べています。
過去の連立政権の経験を活かせるか
両者は2021年6月から2022年12月まで、連立政権内での首相交代制(ローテーション)により共同で政権を運営した経験があります。この連立は、ネタニヤフ氏の12年間にわたる連続政権を終わらせ、独立したアラブ系政党「ラアム」が初めて正式に連立に加わるなど、画期的なものでした。しかし、2022年12月の解散総選挙によりネタニヤフ氏が政権に返り咲き、ラピッド氏は野党指導者に、ベネット氏は一時、政治活動を休止するという状況が続いていました。
「史上最も極右」と言われる現政権への対抗軸
現在のネタニヤフ政権は、右派や超正統派(ウルトラ・オーソドックス)政党を中心に構成され、批評家からは「イスラエル史上最も極右的な政府」と呼ばれることもあります。こうした状況下で、中道のラピッド氏と右派のベネット氏という異なる立場の政治家が再び手を組んだ意義は小さくありません。彼らの連携が、幅広い有権者層へのアピールにつながるかどうかが注目されます。
2026年選挙の行方を占う重要な動き
今回の発表は、今年予定されている総選挙の行方を大きく左右する可能性があります。過去に実際に政権を担った実績を持つ両者の再合流は、単なる野党共闘を超える説得力を持つかもしれません。一方で、かつての連立政権が短期間で崩壊した経緯や、両者の政治的な立場の違いが、今度こどう克服されるかという課題も残っています。イスラエルの政治地図が再び塗り替えられるのか、国際社会の関心も集まりそうです。
Reference(s):
Two former Israeli PMs unite to challenge Netanyahu in elections
cgtn.com



