米中貿易摩擦の中でも、両国企業の協力意欲は衰えず video poster
世界最大の二大経済国である米国と中国の間に貿易上の緊張が続く中でも、両国の企業は協力関係の構築に強い関心を示し続けています。中国の主要な貿易促進機関が発表した最新のデータと見解が、この傾向を裏付けています。
貿易摩擦指数は高水準を維持
中国国际贸易促进委員会(CCPIT)は、2026年2月のグローバル貿易摩擦指数を発表しました。総合スコアは103と、依然として比較的高い水準にあります。国別では、米国が関与する貿易摩擦対策の金額が世界で最も大きくなっています。CCPITは、米国政府が1974年通商法第122条を発動し、大半の輸入品に追加で10%の関税を課す決定をしたことで、世界の貿易不確実性がさらに高まったと指摘しています。
米国企業、中国市場への投資関心は持続
こうした貿易環境の下でも、ビジネスの機運は対立よりも協力に向かっているとCCPITは強調します。同委員会の報道官、王冠南氏は、米国企業における中国への投資家信頼感が継続している点を明らかにしました。
「中国米国商会が発表した最新の『中国における米国企業白書』によれば、2025年に調査対象となった企業の過半数が、依然として中国を世界で優先する投資先トップ3の一つにランクしています」と王氏は述べています。
2026年、展示会を通じた人的交流も活発化
協力意欲は具体的な行動にも表れています。王氏によれば、4月15日現在、CCPITは2026年向けに138件の展示会関連プロジェクトを承認しています。これに基づき、関係主催者が中国代表团を率いて米国で貿易見本市や展示会を主催または参加する予定です。このうち65プロジェクトは既に実施され、1600社以上の中国企業が海外展示会に参加しています。
貿易摩擦という大きな波が立ちはらう中でも、企業レベルでは相互利益に基づく実践的な協力への道が探られ続けているようです。政策とビジネスの現場の間に、時に温度差が生じることは国際経済では珍しいことではありません。今後の米中関係を読み解く上で、こうした企業の動向にも目を向ける視点が求められています。
Reference(s):
cgtn.com



