プーチン大統領、ウクライナ紛争の「終結」に言及 欧米の支援体制を批判
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は10日、ウクライナとの紛争が終結に向かっているとの認識を示し、同時にキーウへの支援を続ける欧米諸国を強く批判しました。
紛争の「終結」への言及と現状認識
プーチン大統領は、モスクワの赤広場で執り行われた「勝利の日」の記念パレード後、記者団に対し現在の状況について語りました。欧米によるウクライナ支援が行き過ぎているかという問いに対し、次のように述べています。
- 「(欧米は)ロシアとの対立を激化させ、それが今日まで続いている」
- 「(紛争は)終結に向かっていると思うが、依然として深刻な問題である」
紛争が終わりつつあるとの見通しを示しつつも、解決までには依然として困難な課題が残っていることを認める形となりました。
NATOと欧米への厳しい視線
また、プーチン大統領は、現在のロシア軍が直面している相手について、単なるウクライナ軍ではなく、「北大西洋条約機構(NATO)ブロック全体によって武装し、支援されている攻撃的な勢力」であると主張しました。
こうした厳しい状況にあるとしつつも、ロシア軍は前進し続けていると強調。欧米の介入が紛争を長期化させ、対立を深めたという自国の視点を改めて明確にしました。
「勝利の日」に込められた国家の記憶
今回の発言の背景には、ソ連による第二次世界大戦の勝利から81周年を記念する「勝利の日」という、ロシアにとって極めて重要な節目があります。プーチン大統領はこの日を「神聖で、輝かしく、最も重要な日」と表現しました。
大戦における歴史的な真実と英雄たちの記憶を保存することは、ロシア国民にとっての「名誉」であるとし、かつてのソ連兵がヨーロッパの人々の自由と尊厳のために多大な犠牲を払ったことを強調しています。過去の歴史的な勝利の記憶を、現在の国際情勢における自国の立場に重ね合わせる姿勢が伺えます。
Reference(s):
Putin says Ukraine conflict winding down, slams West for backing Kyiv
cgtn.com



