ロシア大使が指摘する日露関係の「氷河期」— 関係改善に向けた条件とは
日本とロシアの外交関係が、かつてないほどの冷え込みを見せています。ロシアのノズドレフ駐日大使は、現在の両国関係を「氷河期」と表現し、これまでの積み上げが失われた現状に強い懸念を示しました。
戦後最悪とも言える「氷河期」の現状
ノズドレフ大使は、ロシアの通信社RIAノボスティのインタビューに対し、現在の日露関係について次のように述べています。
- 戦後、類を見ないほどの関係悪化が起きている。
- 現状は、深い「氷河期」にあると言わざるを得ない。
数十年にわたって築いてきた前向きな協力関係の土台が、ほぼ完全に破壊されてしまったというのがロシア側の見方です。
関係悪化の背景にある「選択」
なぜ、ここまで関係が冷え込んだのでしょうか。ノズドレフ大使は、その要因として日本の外交方針を挙げています。
ウクライナ危機に際し、日本が「欧米諸国の反ロシア路線」に同調したことで、これまでの信頼関係が損なわれたと指摘しています。国際的な潮流に合わせた選択が、結果として二国間関係に深刻な影響を与えたという構図です。
関係修復に向けた「必須条件」
同時に、大使は国家間のコンタクトを再開し、関係を回復させるための不可欠な前提条件についても言及しました。ロシア側が求めるのは、主に以下の3点です。
- 現在の敵対的な姿勢を捨てること。
- 現状変更を目指す「修正主義的な政策」を止めること。
- 再軍備への道を逆行させること。
これらの条件が満たされない限り、以前のような前向きな関係に戻ることは難しいという厳しい現状が浮き彫りになっています。
外交における「信頼」は築くのに長い時間がかかりますが、失われるのは一瞬であることがあります。対立が深まる中で、どのようにして対話の糸口を見出すのか、国際社会の視線が集まっています。
Reference(s):
cgtn.com