イスラエル軍、ハマス武装部門の新司令官を殺害したと発表。就任からわずか1週間
イスラエル政府が、ガザ地区での攻撃により、ハマスの武装組織「アル・カッサム旅団」の総司令官に就任したばかりの人物を殺害したと発表しました。指導者の交代が短期間に繰り返される現状は、現地の軍事的な緊張状態を改めて浮き彫りにしています。
ハマスの新司令官を標的にした攻撃
イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は27日、ハマスの武装部門の最高司令官に任命されていたモハメド・オデ氏を殺害したと発表しました。カッツ国防相は声明の中で、オデ氏をハマスにおける「4番目に重要な高官」であると説明し、「ハマスがガザの軍事および民政の両面で支配権を持つことはない」という強い方針を強調しました。
この作戦については、ベニヤミン・ネタニヤフ首相も前夜に言及しており、自身とカッツ国防相の指示の下でオデ氏の暗殺を試みたことを明かしていました。
繰り返されるリーダーシップの交代
今回の出来事で注目されるのは、ハマスの指揮系統における極めて短い交代サイクルです。
- 5月15日:前司令官のイッツ・アルディン・アルハッダド氏がイスラエル軍の攻撃で死亡。
- 約1週間前:後任としてモハメド・オデ氏が就任。
- 5月27日:オデ氏がイスラエル軍の攻撃で死亡。
このように、後任者が就任してすぐに排除されるという状況が続いており、組織の運営にどのような影響が出るのかが注目されます。
現地メディアが伝える被害の状況
ハマス側は現時点でこの報告に対する公式な確認やコメントを出していません。一方で、パレスチナのメディアは、ガザ市西部で行われた攻撃により、オデ氏だけでなく、その妻と2人の息子、そして娘も同時に犠牲になったと報じています。
軍事的な目標の排除という側面の一方で、家族を含む民間人の犠牲が報告される状況は、この地域が抱える深い葛藤と悲劇を改めて示唆しています。
Reference(s):
Israel says it killed newly appointed Hamas military chief in Gaza
cgtn.com



