イスラエル軍がレバノン南部の戦略的拠点を制圧、26年ぶりの深部侵攻となる
イスラエル軍がレバノン南部の戦略的に重要な拠点を制圧したことが明らかになり、地域の情勢に新たな局面を迎えています。
戦略的拠点「ボーフォート・リッジ」の制圧
イスラエル国防軍(IDF)は、レバノン南部のボーフォート・リッジおよびワディ・サルキ地域に地上軍が進入し、山頂にある戦略的な城を制圧したと発表しました。
現地の報道機関によると、今回の作戦はイスラエルによるレバノンへの侵攻として、過去26年間で最も深い地点まで達したものとされています。城の上にイスラエルの国旗が掲げられた写真も公開されており、軍事的な支配権を象徴する形となりました。
作戦の目的と背景
今回の作戦の主な目的は、以下の点にあるとIDFは説明しています。
- ヒズボラの軍事インフラの解体
- 武装勢力の排除による、ガリリー地方や北部国境沿いの町メツラへの直接的な脅威の除去
- レバノン南部における作戦上のコントロール強化
軍は、ヒズボラがこのリッジ(稜線)をイスラエルへの攻撃の調整に利用していたと主張しており、周辺の発射インフラなどを標的にしています。
地上作戦への展開と現状
地上軍の投入に先立ち、イスラエル空軍による大規模な空爆に加え、砲撃や戦車の火力による攻撃が行われました。その後、軍はリタニ川周辺の重要拠点の確保や軍事インフラの破壊、作戦を支援するための工兵作業などを展開しています。
一方で、激しい抵抗も続いています。IDFの発表によれば、土曜日の夜、ボーフォート地区の西側で活動していたイスラエル軍がヒズボラの自爆ドローン攻撃を受け、兵士1名が死亡したとのことです。
戦略的な拠点の制圧は軍事的な進展と言えますが、地上戦の拡大が今後の地域情勢にどのような影響を与えるか、静かに注視する必要があります。
Reference(s):
cgtn.com