CBAファイナル:広厦ライオンズが北京を圧倒 第4戦大勝で初優勝に王手
中国バスケットボール協会(CBA)ファイナル第4戦で、広厦ライオンズが北京ダックスに106対73と圧勝し、シリーズを3勝1敗としました。クラブ史上初のリーグ優勝へ、あと1勝に迫っています。
CBAファイナル第4戦:106対73のワンサイドゲーム
中国バスケットボール協会(CBA)の優勝をかけたファイナル第4戦が水曜日、北京で行われ、アウェーの広厦ライオンズがホームの北京ダックスを106対73で下しました。7戦4勝方式のシリーズは、これで広厦が3勝1敗とリードし、初優勝に王手をかけています。
広厦は先発とベンチを合わせて6選手が2桁得点を記録。バリー・ブラウンとリン・ピンシェンがともに22得点でこの試合のトップスコアラーとなり、攻撃をけん引しました。
数字が示す北京の苦戦
一方の北京ダックスは、オフェンスで大きく苦しみました。チーム全体のフィールドゴール(シュート全体)は67本中24本成功にとどまり、43本を外しました。3点シュートは28本中わずか4本成功と、決定力を欠きました。
- フィールドゴール成功率:24/67(約36%)
- 3点シュート:4/28
- ターンオーバー(ミス):17本
- アシスト:18本(ターンオーバーとほぼ同数)
北京で2桁得点に乗ったのは3人のみ。最多得点はチェン・インジュンの13得点でしたが、シュートは13本中4本と精度を欠き、チーム全体の流れを変えるには至りませんでした。
第1クォーターの守備が勝負の分かれ目に
試合の流れを決定づけたのは、立ち上がりの第1クォーターでした。広厦の激しいディフェンスの前に、北京はおよそ6分間無得点というスコアリング・ドライ(得点の止まる時間)に陥ります。
この間に広厦は13対0のラン(連続得点)を記録。第1クォーターを25対14と11点リードで終え、主導権を握りました。
ブラウンが止まらない第2クォーター
第2クォーターに入っても流れは変わりません。広厦は9対2のランで再び突き放し、バリー・ブラウンが攻撃の中心として得点を重ねました。残り3分を切った時点で、スコアは50対30と広厦が20点差をつけます。
広厦のジョシュ・カールトンが4つ目のファウルを犯してベンチに下がると、その隙を突いて北京が5連続得点。しかし終盤、フー・ジンチウが3点シュートを沈め、広厦は53対35と18点差を保ったまま前半を折り返しました。
トランジションで突き放した第3クォーター
後半に入っても北京のミスは止まりません。第3クォーターでもボールロストが続き、広厦に速攻(トランジション)から簡単な得点を許す展開となりました。
このクォーターだけで広厦は29対17と北京を上回り、第3クォーター終了時点でスコアは82対52。30点差がつき、勝敗はほぼ決したと言える状況になりました。
広厦は本拠地・杭州で初優勝を狙う
この勝利でシリーズは3勝1敗。広厦ライオンズは、次の第5戦を本拠地の杭州(中国東部・浙江省)で戦います。土曜日に行われるこの一戦で勝利すれば、クラブ史上初のCBAリーグ制覇が決まります。
ホームに戻る広厦にとっては、ファンの声援を背に初優勝をつかみにいく絶好のチャンス。一方の北京ダックスは、まずディフェンスから立て直し、外角シュートの確率とボールの保持(ターンオーバー削減)を改善できるかが鍵となりそうです。
日本のバスケファンが注目したいポイント
日本のバスケファンにとっても、このCBAファイナルはアジアのトップレベルを知る良い材料になります。特に注目したいのは次の点です。
- 6人が2桁得点した広厦の「層の厚さ」とベンチメンバーの貢献
- 守備からリズムをつくり、一気に試合を決めた第1クォーターの強度
- ミスが続くと流れを失うという、北京の第3クォーターが示した教訓
日本のBリーグと同様に、CBAでも守備の強度とトランジションの速さが勝敗を分けています。シリーズ第5戦で北京がどう修正してくるのか、そして広厦が初タイトルをつかめるのか。アジアバスケットボールの現在地を知る意味でも、注目しておきたい一戦です。
Reference(s):
Guangsha Lions dominate Beijing Ducks to take 3-1 lead in CBA Finals
cgtn.com








