香港で国家安全白書のセミナー開催、「一国二制度」と発展の両立を議論
香港特別行政区(香港)は2026年2月14日、国家安全をテーマにした白書をめぐるセミナーを開きました。安全の確保と経済発展をどう同時に進めるのか――「一国二制度」の運用を支える考え方が、改めて共有された形です。
何があった?――白書をテーマに政府がセミナー
香港政府によると、セミナーでは白書「"Hong Kong: Safeguarding China's National Security Under the Framework of One Country, Two Systems"」について議論が行われました。白書は、国家安全を「一国二制度」の枠組みの中でどのように位置づけるかを示す内容とされています。
李家超・行政長官「国家安全を守り、経済発展も推進」
香港の李家超(ジョン・リー)行政長官は、今後も国家安全を守る取り組みを主導しつつ、地域の経済発展を進める考えを示しました。白書に盛り込まれた「6つの揺るぎないコミットメント」を全面的に実行し、国家の主権・安全・発展の利益を断固として守ることで、「一国二制度」の持続的かつ質の高い発展を支える“高水準の安全”を確保すると述べました。
中央政府側の説明:「共通理解をつくり、秩序から繁栄へ」
中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室(連絡弁公室)の周霁(ジョウ・ジー)主任は、白書の意義として、基本を明確にし、共通認識を形成し、香港が「混乱から秩序へ」移行し、さらに繁栄へ向かう流れを固める点を挙げました。
また、中央人民政府駐香港特別行政区国家安全維持公署(国家安全維持公署)の董経緯(ドン・ジンウェイ)署長は、白書は国家安全を守り「一国二制度」を堅持する中央政府の確固とした立場を示し、同時に香港の経験を整理したものだと説明しました。
今回のポイント(整理)
- 白書の狙い:国家安全を「一国二制度」の枠組みでどう支えるかを明確化
- 香港側のメッセージ:安全確保と経済発展を同時に進める方針
- 中央政府側の位置づけ:基本の確認、合意形成、秩序から繁栄への移行を後押し
今後の見どころ:安全と成長を「同時に語る」局面へ
今回のセミナーが示したのは、国家安全を単独のテーマとして語るのではなく、経済や社会の安定運営と並べて説明していく姿勢です。白書で掲げた方針が、政策運用や制度設計、そして地域の成長戦略の語り方にどう反映されていくのかが、当面の注目点になりそうです。
Reference(s):
HKSAR holds seminar on white paper on safeguarding national security
cgtn.com








