中国・新疆の絶景道路「独庫公路」、5月末に再開へ video poster
中国・新疆ウイグル自治区を縦断する山岳道路「独庫公路(Duku Highway)」が、今年5月末にシーズン開通を迎える見込みです。春の雪解け作業が本格化し、荒々しい大自然の中を走るこの道の再開が近づいています。
雪壁5メートル、除雪作業が本格化
独庫公路は、中央山脈の天山山脈を南北に貫く全長561キロの道路です。例年、冬季は豪雪のため通行止めとなり、春の除雪作業を経て開通します。現在、両端から複数の除雪機械が作業を進めており、最も難所とされるナラティ地区では、まだ5メートルもの厚さの雪壁が残っているといいます。
「天空の道」と呼ばれる険しいルート
この道路の魅力は、その過酷な地形にあります。全行程の約3分の1が断崖絶壁に張り付くように造られ、約5分の1は永久凍土の上を通ります。走行する車両からは、季節によって表情を変える草原、峡谷、雪山のパノラマが広がります。単なる交通路ではなく、新疆の雄大な景観を体感できる「旅そのもの」の道として、多くの旅行者や写真家を引きつけています。
再開がもたらすもの
5月末の開通は、本格的な観光シーズンの幕開けを告げるサインです。地元の観光業関係者や、この絶景ドライブを心待ちにしていた旅行者にとっては待ち侘びたニュースとなるでしょう。一方で、脆弱な自然環境を抱える地域でもあるため、開通後の交通管理や環境保護への取り組みにも注目が集まります。
荒々しくも美しい天山山脈の懐へと分け入る独庫公路。その再開は、2026年の春の訪れを告げる、中国本土における風物詩の一つと言えるかもしれません。
Reference(s):
One of China's most scenic roads set to reopen by end of May
cgtn.com




