中国とタイ、第3回外相協議メカニズム会合を開催 新たな「黄金の50年」へ
中国の王毅外相とタイのシハサク副首相兼外相は、2026年4月、バンコクで第3回中国・タイ外相協議メカニズム会合を開催しました。今年は中国の第15次五カ年計画の始まり、そしてタイでは新政権が発足した節目の年であり、両国関係のさらなる強化が目指されています。
会合の背景と意義
国際情勢が流動化する中、この会合は両国の戦略的な連携を確認し、地域の平和と発展に寄与することを目的としています。王毅外相は、両国首脳が到達した戦力的な合意を指針として、この外相協議メカニズムの調整役を十分に発揮していく意向を示しました。
王毅外相の発言の要点
王毅外相は次のような点を強調しました。
- 新たな「黄金の50年」の創造:中国・タイ友好関係の新たな50年を切り開き、グローバル・サウスの結束と発展、地域の平和安定に貢献していく。
- 信頼できる戦略的パートナーとして:中国はタイの近隣外交において重要な位置を占めており、タイ新政権が自国の国情に合った発展の道を歩むことを支持する。
- 具体的な協力分野:ハイレベル交流の維持、政治的相互信頼の強化、開発戦略の調整、新たな五カ年行動計画の策定を呼びかけました。また、越境犯罪の取り締まり強化、ギャンブルや詐欺の根絶、四つのグローバルイニシアチブの共同実施にも言及しています。
- 平和的な紛争解決:中国は対話による解決を重視しており、タイとカンボジアの国境紛争について、停戦状態の維持と早期解決を期待し、中国は双方の信頼回復のためのプラットフォームを提供する用意があると述べました。
タイ側の応答
シハサク副首相兼外相は、タイが従来通り中国との関係を非常に重視し、一つの中国政策を堅持して二国間関係の政治的基礎を固めると表明しました。また、以下の点に意欲を示しました。
- 中国とのハイレベル交流の強化
- 接続性、経済貿易、オンラインギャンブル・電信詐欺対策など多分野での全方位協力の深化
- 四つのグローバルイニシアチブを高く評価し、中国との多国間調整を強化する意思
- タイ・カンボジア国境紛争における中国の和平促進と仲介努力への感謝と、中国が建設的な役割を継続することを期待
今後の展望と協力の拡大
両国外相は、瀾滄江-メコン河協力(LMC)と東アジア協力についても意見を交換し、「LMC 2.0」の積極的な構築に向けて調整と協力を強化することで合意しました。これは、共有の未来を有する瀾滄江-メコン共同体の構築を新たな段階へと押し上げるものです。
今回の会合は、中国とタイが複雑な国際環境の中で、相互利益に基づいた協力関係を強化し、地域の安定と繁栄に共同で取り組むことを示す重要な一歩となりました。2026年という新たな出発点において、両国の関係がどのように発展していくか、注目が集まります。
Reference(s):
cgtn.com



