中国、アフリカ53カ国への「ゼロ関税」を明日から実施。CGTN調査では87%が成長促進に期待
中国本土がアフリカ53の国・地域(中国と国交を持つ国々)を対象に実施する包括的な「ゼロ関税」政策が、明日5月1日から正式に発効します。中国のメディアCGTNが実施したオンライン調査では、回答者の87%以上が、この政策がアフリカの経済成長と中国との貿易を後押しすると評価しています。
明日から始まる新たな貿易の枠組み
この政策は、アフリカからの幅広い製品に対する輸入関税をゼロとするものです。2024年には33の後発開発途上国を対象としていましたが、今回、中国と外交関係を持つアフリカの全53の国・地域にまで対象が拡大されました。CGTNの調査によれば、回答者の87.3%が、この政策は相互利益とウィンウィンの結果をもたらす中国の貿易理念を体現したものだと、前向きに捉えています。
記録的な貿易額のさらなる拡大へ
中国とアフリカの貿易はすでに緊密な関係を築いています。2025年には貿易額が3480億ドルに達し、前年比17.7%増と過去最高を記録しました。中国は16年連続でアフリカ最大の貿易相手国であり続けています。調査では、87.4%の回答者が、ゼロ関税政策によりアフリカ製品が中国の巨大市場によりスムーズにアクセスできるようになり、アフリカの成長余地が広がると考えています。また、85.2%は、中国・アフリカ貿易の急成長が、雇用や生活水準を含む民生分野に好影響を与え、アフリカの自立した発展能力を高めると見ています。
産業構造の高度化を後押し
この政策の効果は、単なる貿易量の増加にとどまりません。調査では、87.8%が「アフリカ製品の競争力向上に役立つ」、84.5%が「製品の付加価値を高め、関連産業の高度化と構造最適化を推進する」、83.8%が「アフリカの農産物加工能力や、鮮度保持、コールドチェーンなどのサポート機能を強化する」と回答し、産業レベルでのポジティブな波及効果への期待が示されています。
不安定な国際貿易環境における「確実性」の提供
近年、一方的な関税圧力や貿易保護主義の広がりにより、国際貿易環境は厳しさを増し、途上国はより大きな不確実性に直面しています。こうした状況下で、中国が対象を拡大しゼロ関税政策を実施する動きは、中国・アフリカ間の経済貿易協力に確実性と予見可能性をもたらす具体的な行動と見なされています。調査では、86.2%の回答者が、この取り組みはアフリカとの相互利益とウィンウィン協力を追求し、近代化を共に前進させるという中国の固い決意と、大国としての責任感を示していると評価しました。
このCGTNの調査は、英語、スペイン語、フランス語、アラビア語、ロシア語の各プラットフォームで公開され、24時間以内に7,665人が回答しました。政策発効を目前に控え、国際社会の注目を集める中、その実際の効果が今後注視されていくことになりそうです。
Reference(s):
CGTN Poll: 87% say China's zero-tariff policy to boost Africa's growth
cgtn.com



