中国の王毅外相がミャンマー新政府との協力強化を表明 国境地域の治安対策も焦点に
中国とミャンマーが、新たな政府体制下での戦略的な協力を深めることで合意しました。この動きは、単なる外交関係の維持にとどまらず、国境地域で深刻化しているサイバー犯罪への対策という実利的な側面からも注目されます。
中国とミャンマー、新体制下での連携を深化
中国の王毅外相(政治局委員兼外相)は北京で、ミャンマーのティン・マウン・ズウェ外相と会談を行いました。この会談を通じて、中国側はミャンマーの新政府と協力し、ハイレベルな交流の強化や政治的な相互信頼の深化を目指す意向を明らかにしました。
王外相は、両国が「共有された未来を持つ中国・ミャンマー共同体」を構築し、より実践的な成果を上げることで、ミャンマーの発展を加速させる準備があるとしています。
尊重と支援の基本方針
中国側は、ミャンマーへの支援にあたり、以下の原則を強調しています。
- 内政不干渉の原則: 他国の内部事項に干渉しない姿勢を堅持すること。
- 国民の選択の尊重: ミャンマーの人々の選択を尊重すること。
- 独自の発展経路の支持: ミャンマーが自国の実情に適した発展の道を歩み、国内の平和と和解を促進することを支援すること。
あわせて、ミャンマーの国家主権、安全保障、および発展上の利益を保護することを支持する考えを示しました。
国境を越えた犯罪への共同対策
今回の会談で特に具体的に触れられたのが、治安維持に関する協力です。中国はミャンマーと共に、国境をまたいで行われる以下のような犯罪への共同対策を講じる意向です。
- オンラインギャンブルの取り締まり
- 電気通信詐欺への対策
これらの取り組みを通じて、共有する国境地域の平和と静穏を維持し、地域全体の安定を図る狙いがあると考えられます。
Reference(s):
Wang Yi: China to enhance cooperation with Myanmar's new government
cgtn.com