米イラン協議、行き詰まりも「終わってない」 海軍封鎖発言で緊張高まる中 video poster
米国とイランの間で続く核協議が大きな岐路に立っています。米国側の「過剰な要求」と海軍封鎖を示唆する発言により協議は停滞していますが、両国とも交渉の枠組みそのものは維持する姿勢を示しており、緊張が高まる中での今後の行方が注目されています。
イラン大統領「国際法の枠組み内で協議続行」
イランのマスード・ペゼシキアン大統領は先月13日、米国側の要求が「過剰」で進展を妨げていると批判しつつも、「イラン国民の権利を守るため」、国際法の枠組み内での米国との協議継続に意欲を示しました。これに同調する形で、アッバス・アラクチ外相も協議が「合意まであと一歩」の状態にあると述べ、行き詰まりの責任を米国側の「高すぎる要求、絶えず変わる要求、封鎖の脅し、そして何も学ぼうとしない姿勢」にあると指摘しています。
国連も継続を要請、次回協議はイスラマバードで
アントニオ・グテーレス国連事務総長は、協議継続を呼びかけました。先月イスラマバードで行われた米イラン直接協議では合意には至りませんでしたが、国連報道官は「対話の深刻さを示し、新たな対話に向けた前向きで有意義な一歩だった」と評価しました。次回の直接協議は、ロシアのRIA Novosti通信によれば、今月16日に同じくイスラマバードで開催される見込みです。
緊張高まる軍事的背景
今回の協議停滞の背景には、米国によるイランへの海軍封鎖を示唆する発言など、軍事的緊張の高まりがあります。イラン側が強く反発している「過剰な要求」の内容には、核開発計画の大幅な縮小に加え、地域におけるイランの軍事活動の制限などが含まれるとみられています。外交交渉と軍事的圧力の併用という米国のアプローチが、かえってイランの反発を強め、協議を難航させている構図が浮かび上がります。
2026年4月現在、中東情勢は依然として流動的です。米イラン協議の行方は、地域の安全保障のみならず、エネルギー市場や国際政治全体にも影響を及ぼす可能性があります。対話の継続自体は双方が認めているものの、埋めがたい溝が存在するのも事実です。今月16日に予定される次回協議が、膠着状態を打破するきっかけとなるのか、注目が集まっています。
Reference(s):
Live: US-Iran talks 'not over' amid US navy blockade, rising tensions
cgtn.com







